国際毛髪学術学会にて「異なったアンドロゲンレセプター遺伝子の多型性を有する男性型脱毛症(AGA)患者に対するフィナステリドの効果」を発表。
世界各国の154演題中から優秀な研究に与えられる「Scientific Poster Award」を受賞しました。
EFFECTIVENESS OF FINASTERIDE ON PATIENTS WITH MALE PATTERN BALDNESS
WHO HAVE DIFFERENT ANDROGEN RECEPTOR GENE POLYMORPHISM
Kazuhiro Kobayashi, Nagaoki Wakisaka, Yuh-ichi Taira, Masahiro Ishikawa,
Yoshio Nakamizo, Masashi Uwabu, Yasutaka Fukuda,
Masayuki Taguchi, Takanori Hama, and Masaya Kawakami
(NPO Future Medical Laboratory, Tokyo, Japan)
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平成16年6月17日〜19日に独・ベルリンにて開催されました第4回国際毛髪学術学会(4th Intercontinental meeting of Hair Research Societies)において、FMLから『異なったアンドロゲンレセプター遺伝子の多型性を有する男性型脱毛症(AGA)患者に対するフィナステリドの効果』について研究発表しました。
| NPO法人 F.M.L.参加理事 |
| 城西クリニック院長 |
小林一広先生 |
| 北里大学名誉教授 |
川上正也先生 |
| FML事務局長 |
波間隆則氏 |
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序論
男性型脱毛症(AGA)(male pattern baldness :MPB)はアンドロゲン受容体(AR)やIGF-1やジヒドロテストステロンなどの遺伝子によって複合的にコントロールされているが、MPB患者のほとんどはアンドロゲン依存の特徴を持っている。5α-リダクターゼ阻害剤であるフィナステリドはMPBに効果があるとされているが、MBP患者の中でも個人によってその効果に違いがある。AR遺伝子のCAGとGGCリピート数には個人差がある。我々はMPB患者のそのようなリピートを測定し、フィナステリドの効果の比較をした。
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前回の国際学会(平成15年11月29日に韓国の済州島)は『アンドロゲンレセプター遺伝子多形と男性型脱毛症(AGA)』について口頭発表(脇坂ナカツクリニック 脇坂長興院長)を行い、海外の頭髪を研究している専門家や医師から高い評価を受けました。
今回の発表では488名の対象者から集積されたデータをもとにDNA検査を受けた患者のフィナステリドの効果を統計学的に検証しました。NPO法人F.M.L.の研究に参画している城西クリニック小林一広院長がメインオーサーとしてPoster発表をし、世界各国から154演題が発表される中、6演題にしか選ばれない優秀賞『Scientific Poster Award』を受賞されました。
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結論
(1)AR遺伝子のトリプレットリピートが短いMPB患者ほどフィナステリドの改善効果がより高かった。それはアンドロゲン感受性が高いためにMPBが起こっていると考えられる。
(2)リピート数が多い患者ではアンドロゲン高感受性以外のメカニズムによってMPBが起こっているため、改善効果が短い患者と比べて効果が低かった。
(3)AR遺伝子診断はMPB患者に対する薬剤選択に役立ちます。
※男性型脱毛症(AGA)
(male pattern baldness:MPB)
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今回の受賞は約500例からなる症例数の多さと、薬剤選択に役立つ実用的な遺伝子検査であるという事が受賞の一つの要因ではないでしょうか。
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| FML広報事務局 |
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