抜毛症とは?病院での治療方法や脱毛症との違いについて解説

抜毛症とは?

病院での治療方法や脱毛症との違いについて解説

脱毛症の進行

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抜毛症は、その名前のとおり体毛を抜くことが止められない病気です。髪の毛に関わる病気はいくつかありますが、「脱毛症」とはどのような点が違うのでしょうか。今回は、抜毛症の特徴や脱毛症との違い、治療方法についてご紹介します。

抜毛症(トリコチロマニア)とは

抜毛症は、精神的衝動に駆られて頭髪や眉毛、ひげなどの体毛を自分で引き抜いてしまう病気です。自分自身、「毛を抜いてしまうことはよくない」と理解していても、その衝動を抑えることができません。毛を抜いている最中に自覚がある人と、いつの間にか抜いてしまっている無自覚の人がいます。衝動制御障害(ICD)に分類される障害(性癖)で、「抜毛癖」と呼ばれることもあります。自覚があっても、無自覚であっても、髪の毛に限らず眉毛やあごひげなど、体毛を抜くことがやめられない病気です。

症状としては、体毛を抜いてしまうことの他に、抜いた毛を食べる(食毛)行動が見られる場合もあります。目に見えて分かるほど抜いてしまうにもかかわらず、抜毛症を認めようとせず隠そうとする人もいます。

抜毛症の原因

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抜毛症は、精神的衝動に駆られて頭髪や眉毛、ひげなどの体毛を自分で引き抜いてしまう病気です。自分自身、「毛を抜いてしまうことはよくない」と理解していても、その衝動を抑えることができません。毛を抜いている最中に自覚がある人と、いつの間にか抜いてしまっている無自覚の人がいます。衝動制御障害(ICD)に分類される障害(性癖)で、「抜毛癖」と呼ばれることもあります。自覚があっても、無自覚であっても、髪の毛に限らず眉毛やあごひげなど、体毛を抜くことがやめられない病気です。

症状としては、体毛を抜いてしまうことの他に、抜いた毛を食べる(食毛)行動が見られる場合もあります。目に見えて分かるほど抜いてしまうにもかかわらず、抜毛症を認めようとせず隠そうとする人もいます。

抜毛症の基準

アメリカ精神医学会の「DSM-V」という、国際的な診断基準は以下の通りです。

A. 繰り返し体毛を抜き、その結果体毛を喪失する。

B. 体毛を抜くことを減らす、またはやめようと繰り返し試みる。

C. 体毛を抜くことで、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

D. 他の医学疾患の生物学的作用によるものではない。

E. 他の精神疾患の症状によってうまく説明されない。

抜毛症の基本的な症状は、繰り返し体毛を抜いてしまうことです。髪の毛がよく当てはまりますが、その他にも眉毛やまつ毛など、体毛であればどこでも該当し、時間の経過とともに抜毛箇所が変化することもあります。

抜毛症を発症している方の多くは、抜毛をやめようと試みたり、意識しています。しかし、何かに集中している時は無意識のうちに抜毛することもあり、コントロールが困難な病気です。

慢性的に抜毛していると、その程度がひどくなり、見た目にも明らかになります。カツラやメイク等で隠そうとする方や、人目につかないように行動しようとする方が多いです。見た目の変化を苦痛に感じ、基本的には家族以外の人の前では抜毛しないという特徴があります。

体毛を抜いてしまう症状は他の病気によって起こる場合もあり、すべてが抜毛症の診断を受けるわけではありません。たとえば、強迫性障害や発達障害、統合失調症、皮膚疾患などがきっかけで抜毛してしまう場合もあります。

抜毛症と脱毛症の違い

脱毛症とは、毛周期(ヘアサイクル)が乱れ薄毛が進行してしまう症状を言います。ヘアサイクルとは、髪の毛が生え始めて成長し、抜け落ちるまでの一連の期間のことで、このサイクルが乱れることで薄毛が進行します。

脱毛症は、何らかの原因によってヘアサイクルが乱れ、まだ十分に成長していない状態の髪の毛が抜けることで、全体的に細く短い髪の毛の割合が増え、全体的にボリュームダウンするのが特徴です。

ヘアサイクルの乱れは、食生活、喫煙、生活習慣などに起因する血行不良や栄養不足によって起こり、これらの要因が複数関係することも珍しくありません。そのため、脱毛症の原因を特定することは難しいですが、生活習慣を改善したりAGA治療を行うことで改善する可能性があります。

このように、抜毛症と脱毛症とでは原因が大きく異なり、治療方法も違います。

抜毛症の治療方法

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抜毛症の治療は、主に精神科で受けることができます。時には、精神科と皮膚科で連携を図りながら治療していくケースもあります。

治療は投薬やカウンセリングが中心となります。薬を使った治療法としては、局所のステロイドや水酸化塩酸塩、抗ヒスタミン特性をもつ抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬などがあります。

抜毛症が発症した背景に、過去のトラウマやストレス等がある場合には、その改善も必要です。カウンセリングを併用しながら治療を進めたり、ストレスの原因となる課題の解決を目指すこともあります。

抜毛症は体毛を自分で抜いてしまう病気です、ひどい場合は精神科へ

今回は抜毛症について解説しました。抜毛症は、頭髪に限らず眉毛やまつ毛、ひげなどの体毛を自分で抜いてしまう病気です。多くの場合、抜毛は良くないと思いながら止められず、繰り返すことで見た目にもわかるほどの脱毛状態となります。

抜毛症はストレスが原因となる場合が多く、その治療は精神科で行われるのが一般的です。抜毛を止めることができれば、また自然に毛は生えてきますが、ひどい場合は精神科の医師に相談するのが良いでしょう。

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