信頼されるプロになる 「脱毛!ミニ知識」
今回は、男性型脱毛症など、抜け毛を気にするお客様への接し方に役立つメンタルへルスケアに注目!関東における頭髪治療の発信拠点として開院され最新の治療を提供している城西クリニック。精神科医である、院長の小林一広院長にお話を伺った。
最新の治療と心の問題
城西クリニックには、精神科医の小林院長をはじめ、皮膚科や形成外科、婦人科などの専門医が揃っている。初回のカウンセリングは無料。初診料が15,000円(検査料込み)。その後は月に一度の来院で、診療費(治療薬30日分込み)の上限が3万円。内服薬と外用薬で治療を進め、上の写真のように半年〜1年で治療の効果が出てくる。
しかし、頭髪は個人の考え方によるところが大きい。まわり見れば気にならなくても、その人が薄いと思えば、それは治療の対象になってしまう。本人が、納得できなければ、その治療が成功したとは言えない。だからこそ、メンタルヘルスケアというものが重要になってくる。「例えば、水筒ひとつだけで砂漠をさまよっているとします。その時に、残された半分の水を"あと半分しかない"と考える人に"まだ半分もある"という考えもある、ということを伝えるのがこの仕事」と小林院長。
サロンワークで役立つ接客法
円形脱毛症の約8割は、自然に治る。だから、お客様の円形脱毛に気づいても、その場で言えばいいとは限らない。指摘をすると、逆に"寝た子を起こす"ことになり、ストレスになりかねない。次回来店時に、広がっているようだったら、その経過を伝えることもひとつの方法。"気にしてくれた""覚えていてくれた"という思いが、お客様からの信頼につながる。そういった細かい情報も、カルテなどに書いておこう。これがお得意様を獲得するための極意でもある。
また、家族や友人には言いにくいことも、サロンでは打ち明けられる、というお客様は多い。髪の毛に関する悩みならなおさらのこと。"最近、抜け毛が多くて…"と悩んでいるお客様には、1日に抜ける髪の本数(50〜100本)や髪の寿命(2〜7年)などを教えてあげ、不安を取り除いてあげよう。ただ、髪にいい食品や、頭皮の油を取るケア法などを、必要以上に教えることは避けたい。"そうしなきゃいけない"という義務感が、お客様の負担になってしまうこともある。髪にとって重要なのは、心身ともに健康なこと。バランスの取れた食生活と規則正しい生活を送るようアドバイスするのがベスト。