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発毛治療専門ヘアメディカル メディア紹介

THE BUSINESS SUPPORT 2004年1月1日

THE BUSINESS SUPPORT

心身の両面から治療を行う日本で唯一の頭髪専門病院
オフィスビルが林立する東京・西新宿にある城西クリニックは、日本唯一といえる『頭髪』専門の医療施設だ。同クリニックでは、"心身共に健康を"という方針のもと、頭髪に悩む多くの人たちの治療にあったている。

各専門医のチームで髪に悩む人をケア
城西クリニックの開設は一九九九年七月のこと。院長の小林一広さんは、北里大学医学部において精神神経外科医としてのキャリアを積んだ人物だ。「髪の毛を精神科医が診ることを不思議に思われる人も多いでしょう。確かに、医師になった当初から頭髪だけを診ていたわけではありません。
髪の毛の再生に関しては、当然、皮膚科や形成外科医の先生が専門です。ところが髪の毛に取り組んでいるその領域の先生方から、あるときに"ちょっと診てくれないか"と頼まれたんです。それが髪の毛に関わったきっかけです」(小林院長、以下同)

頭髪が薄くなるのは、病気ではなく自然の摂理だ。しかし、そうはわかっていても髪に関して深く悩んでいる人は数多い。「その悩みが重症化すると『身体醜形障害』という精神科領域の診断での加療が必要になるのです。これは髪の毛に限らず。自分の姿・形を必要以上に気にして、人間関係にまで悪影響が出てします疾患です。実際、当クリニックのドアをノックしてくる人たちも、精神的に何らかの痛手を負っているんですね。であるなら精神科医が関わるとは何ら不思議ではないのです」

小林院長が在籍していた北里大学病院では、当時からコンサルテーション・リエゾンに取り組んでいた。これは心身総合治療という意味で、心身と心の両面から患者のケアをするシステムだ。例えば、ガンの告知をされた患者の場合、そのショックから不眠症になる人もいる。そんなときに、外科・内科などの身体科と精神科の医師が一緒になって患者をケアするのである。城西クリニックの開設においても、そのシステムが踏襲されている。つまり、精神科である小林院長とともに、内科、皮膚科、形成外科の専門医がチームを組んで髪の毛で悩める人を治療しているのである。

治療期間は最低でも半年〜一年
診療の手順は、まず初めての来院の場合は看護師によるカウンセリングを行う。ここでは患者の状況についてのリサーチとともに、大まかな治療内容や治療にかかる費用についても説明される。
ちなみに円形脱毛症などは別として、薄毛の治療には健康保険は適用されない。つまり治療費は自己負担になる。この説明に対して患者が了解すれば、医師による診察に入る。了解でない場合は、この日の診察料は一切かからないそうだ。最初の診察では三〇分〜四〇分かけて、治療に使う薬とその副作用、治療期間など一通り説明し、納得を得た上で治療に入る。ただし、初診時から薬は出さない。まずは採血をして身体のチェックを行い、その一週間後にチェックの結果を見ながら患者と一緒に検討をしたうえで本格的な治療が開始されることになる。

主に使われる薬はプロペシアというものだ。これは、男性型脱毛症に効果があるとして九八年にFDA(米国・食品医療薬品局)で認められた経口薬である。日本ではまだ承認されていないが、診療に必要であると医師が判断し処方するので扱えるのである。「薬を飲んで次の日からフサフサになれば一番いいのですが、それはありえません。最低でも半年〜一年の期間をかけて、二人三脚で山を登っていこうという感じの治療になります。ですから、最初の準備は用意周到に行っているようです。」

食事や睡眠など生活環境の改善を重視
薄毛の要因として一般的には遺伝子なものがまず考えられる。しかし、同クリニックでは食事、睡眠、ストレスなど、生活環境も大きな要因であると考えており、その改善を重視している。「実は、当クリニックの患者さんで極端に多い職種があります。それがシステムエンジニア(SE)なんですね。SEの人の話を聞くと、仕事上強いストレスを抱え、生活面でも不規則な人が多いのです」実際に、生活面を改善することで頭髪に対して明らかによい影響があるといる。例えば、ある程度の段階で投薬を中止して維持へと切り替えるのだが、この段階で生活や食事を改善した人ほど、維持に差が出る印象があるという。

通院は原則として月に1回でよく、来院のときに三〇日分の薬を渡すことになる。もちろん、頭皮の状態などによって二、三回の来院にも応じているが、治療費は1回分以外はかからないという。患者数は開設以来徐々に増えており、現在では月一回のカウント数で一、三〇〇〜一、五〇〇名だ。クリニックの立地もあって首都圏に住む人が大半を占めるが、中には北海道や九州などからわざわざ来院してくる人もいる。

男女比は女性二〇%を少し超えている。開設当初は男性が九五%だったが、女性は徐々に増えてきたのである。そのため、現在では婦人科の医師もスタッフに加わっている。「男性患者の場合一番多い年齢層は、三〇歳前後で、それから歳をとるごとに少なくなっています。まあ、五〇や六〇歳になれば同年代で薄くなっている人も多ですからあきらめもつくでしょうね。ところが女性の場合は、三〇前後にもう一つの山があるんです。女性の場合は、その歳になってもほとんどの方は髪の毛がありますから、やはり気になるんですね。」

アンチエイジングにも裾野を広げる
効果面については、治療を受けたことで明らかに髪の毛が戻った人は多い。もちろん個人差はある。
ただし、この効果という点には難しい面がある。「当然ですが、どこからが"薄い"のかは個人の認識で違うのです。実際には、第三者から見て悩むほどではないような方でも、来院されるケースがあります。治っていく過程においても個人によって満足度が違うんですね。その点でもメンタルケアが必要なのです。」五五歳の男性の実例を写真で見せていただいたのだが、治療以前と治療後では明らかに髪の毛の量が増えている。もっとも、治療前でも年相応の状態であると思われるが、本人は"薄い"という認識なのである。その人は「最近は"カツラにした"とウワサされていますよ」と嬉しいそうに報告してきたそうだ。

同クリニックでは頭髪から裾野を広げて、アンチエイジング(抗加齢)にも取り組んでおり、すでに外来の受け付けを開始している。主に男性の更年期障害などが対象になる。なお、小林院長はNPO法人『アンチエイジングネットワーク』の理事にも名を連ねている。「私としてはアンチというより、ナイスエイジングという考えですね。つまり上手に歳をとっていくことのお手伝いをしようということです」確かに、髪の毛の濃い薄いは命に関わることではない。しかし、死ぬほどつらい思いをしている人がいるのも事実だ。そんな人にとって、心身ともにケアをしてくれる同クリニックの存在は福音といえるだろう。

THE BUSINESS SUPPORT
【発行日】2004年1月1日
【発行所】株式会社東京商リサーチ

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