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読売新聞 2004年4月13日
読売新聞
男性の脱毛原因 遺伝子から診断 NPO研究



髪の毛が徐々に薄くなっていく男性型脱毛症の原因を遺伝子を調べることで推定できることが、民間の毛髪クリニックの研究で明らかになった。この成果を応用すれば、患者に最も合う薬を処方できるため、注目を集めそうだ。研究を行ったのは、武田克之・徳島大学名誉教授が理事長を務めるNPO法人「近未来医療研究会」で、全国五ヵ所の毛髪クリニックで構成している。


脱毛の大きな原因の一つは男性ホルモンとされるが、脱毛症のなりやすさには個人差があり、治療薬の効果も異なる。研究チームは脱毛に悩む約八百人の患者の了解を得て、血液を採取、毛根細胞の表面で男性ホルモンが作用する受容体の遺伝子配列を調べた。この遺伝子には「CAGCAG…」「GGCGGC…」と、三文字ずつ配列が繰り返す部分が二か所あり、解析の結果、繰り返しの合計回数が少ない人ほど脱毛症が悪化することがかわった。同チームは、繰り返し回数が四十回未満の場合は、男性ホルモンの働きを抑制する薬を処方。四十回以上は、男性ホルモン以外の要因が脱毛を進めている可能性が高いとして、頭皮の血行を良くする薬を処方するなど、患者の遺伝子に合わせて治療しているという。




読売新聞
【発行日】2004年4月13日
【発行所】読売新聞西部本社
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