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週刊SPA! 2004年10月26日号
週刊SPA!
なぜハゲる?なぜ抜ける?抜けていく、ワケを知りたい、オレの髪

抜け毛を防止するには、まずその原因を突き止めることが大切だ。そこで、このページでは髪のメカニズムを徹底的に究明!どうして髪が抜けてしまうのかをきちんと押さえて、効果的な抜け毛&ハゲ対策を講じよう!

毛周期に異常を来たすと若ハゲになっちゃう!

髪の毛は頭皮から5mmほど陥没した、毛包という袋状の組織の底にある毛乳頭でつくられている。「毛乳頭はいわば、毛を生成する司令塔ともいうべき部位で、ここから出された命令により、周囲にある毛母細胞が分裂を繰り返して、毛は伸びていきます」(城西クリニック院長・小林一広氏)
抜け毛対策を考えるときに重要なのは、毛包には約2〜7年程度のサイクルで成長・退行・休止を繰り返す「毛周期」があるという特徴を理解しておくことだ。正常な髪の場合、「成長期」は早期・中期・後期を含めた2〜7年で、その間に約90%の毛が成長し続ける。「退行期」は2〜3週間。毛髪の成長が止まり、毛乳頭と毛母細胞が離れて、毛根が頭皮の浅いところに移動。そして「休止期」の2〜3か月で、次だけをに生えてくる髪に押し上げられるようにして、古い髪が抜けていくのだ。

「若くして地肌が目立つ人、医学的にいう『男性型脱毛症』の人は、この毛周期に異常を来たしているんです。成長期が短縮され、毛髪が細く短いままで退行期に入ってしまう。ですから、生えてくる髪の総数は変わらない場合でも相対的にボリュームが減ってしまう。当然、生えてこなければ髪の本数は少なくなります。ただし、毛包自体はなくなりことはありません。」(同)


男性型脱毛とは、毛が生えてこなくなるのではなく、十分に発達しないままに抜けていくことだと考えればいいのだ。

では、毛周期を狂わせる要因とは何だろう?主たる要因と目されているのが、男性ホルモンだ。

抜け毛の要因は複合的なもので特定できない

「テストステロンという男性ホルモンが、細胞の中で5αリダクターゼという酵素と結合するとDHT(ジヒドロテストステロン)に変わってしまい、毛母細胞を攻撃してしまうのです。本来、テストステロンは髪を成長させる命令を発するものなのですが、ある年齢になると、突然前頭部と頭頂部だけを攻撃し始めて、髪の成長を妨げる。この変化は男性ホルモンと結合するレセプター(受容体)が、攻撃されやすい感受性を持っているから起きるんですね。この感受性は遺伝によって受け継がれる確立が高いんです」(同)

遺伝が男性型脱毛の大きな原因といわれる一因なのだが、これもだ。全員受け継ぐとは限らない。また男性ホルモンだけが、抜け毛を誘発するわけでもないのた。脱毛は遺伝などの先天的要因と、食生活などの後天的な要因、男性ホルモンなど、複合的な作用で引き起こされる。つまり原因は人それぞれ。悲観することはないが、楽観もしないほうがいい。


週刊SPA!
【発行日】2004年10月26日号
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