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産経新聞 2005.1.29
産経新聞
抜け毛、薄毛対策最前線

頭髪治療専門病院「脇坂ナカツクリニック」(大阪市北区)の脇坂長興院長は、「脱毛症には、遺伝や男性ホルモン、紫外線、ストレスなどさまざまな要因が作用しています。でも、抜け毛が気になる場合は、まず生活の改善を」と話す。

頭皮の血流を良くし、毛母細胞や毛乳頭を活性化させるために、十分な睡眠をとること・禁煙・バランスのとれた食事・ストレスの軽減‐が必要だという。皮膚を活性化する亜鉛成分のサプリメントの摂取や市販の育毛剤などの使用も効果が期待できるという。

また頭皮を清潔にすることは大切だが、「清潔を意識するあまり、洗い過ぎているケースが目立ちます。強く洗い過ぎて皮膚を傷つけ、炎症を起こすと逆効果です」と注意を喚起する。

一方、男性の前頭部や頭頂部にみられる「男性型脱毛」と呼ばれる進行性の脱毛は、男性ホルモンのテストステロンが酵素によって、さらに強いジヒドロテストステロンに変換されて起こることが原因の一つだという。ここで注目されているのが、フィナステリドという経口薬だ。

フィナステリドは、米国食品医薬品局の認可を得た薬剤。脇坂院長は「テストステロン」がジヒドロテストステロンに変換する際に必要な酵素の働きを抑制する効果があります」。原則として男性に処方される。

同クリニックでは脱毛症治療として、生活改善指導とともに、フィナステリドをその他の発毛作用のある薬剤などと併用して投与。全体の薬八割の患者に満足感が得られる効果がでているという。

脇坂院長は「頭髪の悩みは精神的な問題も大きい。医学的治療やカツラ、自然に任せて気にしない、といった選択肢の中から、各自の価値観に合った方法を選んでもらえば」と話している。





産業経済新聞
【発行日】2005年1月29日
【発行所】産業経済新聞東京本社
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