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東京新聞 2005年5月22日付
東京新聞
女性も薄毛の悩み

 「一年ほど前から頭頂部の髪が薄くなったような気がして」。30代の女性会社員は、市販の育毛剤などを使ってみたが効果はなし。実際には、わずかに薄くなっただけなのだが、非常に気になり、「人に会うのもおっくうになった」と語る。

女性の来院数も倍増

 頭髪治療専門病院「城西クリニック」(東京都新宿区)の小林一広院長によると、薄毛や抜け毛に悩み来院する女性の数は年々増加している。2003年度の女性の患者数は月平均、174人だったが、2004年度は同333人と倍増した。小林院長は「加齢とともに肌の調子が衰えるのと同じように、髪の毛も細くなり、伸びるのが遅くなる結果、薄くなる」と説明する。

ストレスや喫煙が髪の発育妨げる

 その一方で30代前後の女性の来院も目立つ。「女性の社会進出でストレスを感じるようになった。また、喫煙や不規則な食生活でホルモンバランスが崩れ、薄毛になりやすい。ある意味で、女性は男性以上に気になる」という。ストレスによって、髪を作り出す毛母細胞の働きが鈍り、たばこのニコチンも血行を悪くし髪の発育を妨げるためだ。同院ではまず、患者のストレスの状態や食生活、生活習慣を調べ、髪の状態を把握する。治療では発毛を促すために内服薬と外用薬を併用している。回復の程度に個人差はあるが、最低でも半年はかかるという。そうならないためには、やはり日ごろの手入れが重要だ。

シャンプー 頭皮を清潔・健康に


 頭皮の健康のため、一番簡単なのは洗髪する時、髪だけでなく頭皮の汚れも落とすことだ。髪を洗う前に、軽くブラッシングし、頭皮についた汗やホコリを取る。シャンプーはよく泡立ててから、つめを立てないよう指の腹で頭皮をマッサージするように洗う。この時、毛穴の汚れを浮かすようなイメージで。「マッサージは血液循環を促進し、髪に栄養を行き渡りやすくする」と小林院長。毛髪は皮膚の細胞が変化してできたもの。小林院長は「睡眠不足や乱れた食生活が肌荒れの原因になるように、頭皮にも悪影響を及ぼす。体に悪いことは髪にも悪い」と話す。


東京新聞
【発行日】2005年5月22日付
【発行所】中日新聞東京本社
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