半数以上が悩み
「40代で、髪について悩んでいない女性はいないと思いますよ」大阪市北区で、日本では珍しい発毛治療をおこなう脇坂ナカツクリニックの脇坂長興院長(42)から爆弾発言が飛び出した。大正製薬が今年1月、全国の30−50代女性1000人を対象にしたWebアンケート結果でも、「髪が少ない」「抜け毛が多い」「薄くなった気がする」など、7項目の髪のトラブルの最低1つに該当する女性は57.3%にのぼっている。50代に絞ると68.1%、3人に2人までアップする。「男性と違い、女性はホルモンの影響で前髪が残るので分かりにくいが、20代でも薄い人はいます」と脇坂院長。同院では04年度に月平均950人の患者があったが、うち女性は161人で役17%を占めた。前年度の11%から大きく伸びており、髪に悩む女性の多さがうかがえる。
フケ、脂が原因という通説は間違い、大敵はストレス
髪の毛は5−7年の寿命で抜け落ち、3−5ヶ月の休止期を経て再生することを繰り返す。しかし、何らかの原因で、髪の寿命が1−2年と短くなり、毛根も萎縮すると、うぶ毛化して薄くなったり、はげる。その原因として、最近、明らかになってきたのがストレスだ。脇坂院長は、睡眠が5時間未満△睡眠が浅い△喫煙△偏食△過度のインスタント食品摂取―などが、特に髪に影響を及ぼすと指摘する。「ストレスが大きい人は、髪が抜けていることが多い。ストレスや不安を取り除くだけで治ったりもする。来院する人の半分は治療の必要がなく、話だけ聞いて帰します。それだけ相談する場所がないのでしょう」
血流良くする育毛剤は有効
では、育毛剤は効くのか?脇坂院長はイエスと答える。髪は、毛根周辺の血流をよくしてやれば生える。アルコールの刺激だけでも効くといい、ほとんどの育毛剤は有効だそう。ただ、シャンプーのコーティング剤が頭皮に残ったり、フケや脂が邪魔して、育毛剤がなかなか毛根まで届かず、効果が出にくいのも事実。同院では、リアップと同成分のミノキシジルをpH調整して浸透しやすくした溶液やビタミン剤を処方。2ヵ月半―6ヶ月で患者の8割に効果がみられ、最終的には全体の4割の女性が「素晴らしい」と感じる著しい効果を得ているという。ちなみに、気になる黒髪治療のお代は、月1回で3万円なり。