Q.「父親もハゲだった。遺伝は逃げられないの?」
A.解説してくれたのは、頭髪治療のパイオニア「城西クリニック」院長の小林一広先生。
「男性型脱毛症は、遺伝を中心とした多因性の加齢変化ととらえるべきでしょう。例えば20代で老人性白内障などありえませんが、こと髪に関しては、若年層でも老化現象が起こるのです。男性型脱毛症の原因は、男性ホルモン由来の成分であるDHTが、受容体に結合することで発毛の抑制命令を出してしまい、発毛サイクルを成長期から退行期へと向かわせてしまう事が原因です。つまり受容体のDHTに対する耐性が遺伝情報として受け継がれていると思われます。しかし、父親が薄毛だからといって、100%子どもが薄毛になるとは思えません」。また、遺伝以外の要因としては、乱れた食生活や飲酒・喫煙・ストレスなどが考えられるという。
Q.「このままもう生えないの?」
A.「生える人99%でも不満を感じる人20%」解答はもちろん、小林先生。「当院では、毎月1回の診察で約1年間経緯を見ます。大抵の方に発毛が認められますが、効果には個人差があり、患者さんの満足度とは必ずしも一致しませんただ、平均的には、80点ほどの評価を頂いています」。まだ、望みはあります。
発毛治療は「薄毛が気にならなくなる」ようにすること
前出の小林先生に、若松さんの変身振りみてもらったところ・・・・。「薄毛の方のヘアカットの鉄則は、「髪があるところを薄いとこよりも、短くシャープに!」ですが、この方のカットもまさにそれ。清潔感も印象度もアップしたのでは?」。と合格点を頂いた。が、薄毛の人はなかなかそうした思いきりが出来ない人が多いと小林先生。「人間、弱いところを強いところでカバーしようとする。髪型にもそんな心理が働き、隠そうとするあまりあまり鳥の巣のような髪型の人もいる」。しかし、薄毛の人の隠したい気持ちもよくわかる。吹っ切るための心構えや考え方などはあるのだろうか。「個性ととらえてほしいですね。当院でのゴールも「あなたが薄毛を気にならないことです」といっています。どんなに筋力を着けてもドライバーで400ヤードは無理。なら、現時点の250ヤードまで伸ばし、その力をキープしつつ、アイアンを強化するなど方向性を変えてみるべきではないでしょうか」。つまり、育毛をがんばりつつも、一方ではヘアスタイルやファッションを見直してみたらどうか、とゆうことか。確かに薄毛の人には、服装にも無頓着な諦め感が漂っている人を多く見掛るのも事実。一方、薄毛を受け止めている人には、神戸さんをはじめ、バイタリティに富む人が多いような気がします。どちらのタイプが魅力的に見えるのか、それは言わずもがな、ではないだろうか。
(以上、本誌より抜粋)