画期的な最新薬も「魔法の薬」ではない
薄毛や抜け毛に悩んで来院される患者さんのうち、2割弱は髪がフサフサです。血縁関係に薄毛の人がいたとしても本人もそうなるとは限りませんが、「いずれオヤジのように禿げてしまう」といった強迫観念に駆られているケースも少なくないのです。そこで当院では、経口薬、塗り薬の処方のほかにメンタルヘルスケアや髪の発育に必要な栄養指導などの生活指導を行っています。
経口薬には世界で初めて経口で投与可能となった「男性型脱毛症の薬」、フィナステリドを使っています。フィナステリドの驚異的な点は、使用した人の半数以上が「改善されたと感じている」ことで、バイアグラが認可されたときに匹敵する注目度だといえます。ただ、フィナステリドも脱毛症が改善するか遅延するというものであり全ての患者さんを100%満足させているわけではありません。
そのほかにも直接頭皮につけるミノキシジルを使っています。ミノキシジルは血圧降下剤として開発されたものでしたが副作用として発毛効果が見られたのでその後、育毛剤として開発されました。
薄毛のみならず、薄毛の治療法にも頭を悩ませている人はストレスを抱えています。ストレスは自律神経の働きを乱し、脱毛を促進させることもあります。ですから当院では、脱毛に対するストレスを和らげる治療も行っています。
そのほかに、毛の発育に必要不可欠な栄養素をサプリメント等で補うほか、頭皮マッサージ法の指導や、国内では未発売の内服薬の処方も行っています。料金は自由診療で、1回3万円(30日分の薬代を含む)ですが、7〜8割の患者さんからは、こうしたケアに満足してもらっていると感じています。