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東京スポーツ 2008年5月9日

東京スポーツ

紫外線の量アップするこの季節フケは薄毛の危険信号 脂漏性皮膚炎にご用心

「フケや痒みの症状は脂漏性皮膚炎の疑いがあります。この病気は毛母細胞にも悪影響を及ぼし、男性型脱毛症を増悪させかねません。薄毛の患者の多くがフケ、痒みを訴えています。」城西クリニック小林一広院長はこう警鐘をならす。脂漏性皮膚炎は誰の頭皮にもあるマラセチア菌が、皮脂をエサに活発化しておこる病気。魚のうろこ状に頭皮が浮き上がり、フケとなる。真菌は気温や湿度が上がると活動する上、紫外線も頭皮に悪い。そのため5月から5月にかけては特に注意が必要となる。脂漏性皮膚炎の場合、抗真菌剤等で対応しないと治らないため、医療機関での相談が必要になる。予防の為には、帽子や日傘での紫外線の防止や、洗いすぎないことが重要になる。頭皮の洗いすぎはかえって皮脂を出そうという体質になってしまう。また、タバコや酒など嗜好品を控え、バランスの良い食生活を心掛けることも必要だ。
 このようにフケは、不潔な印象を与えるだけでなく薄毛につながる。しばしば痒みを感じたり、フケが目立ったら早めのケアが肝心だ。
 現在薄毛治療に広く使われているのはミノキシジルとプロペシア。ミノキシジルは高血圧治療薬として開発されたところ、副作用として多毛症が現れたことから頭髪用として新開発された。プロペシアは世界初の経口発毛剤であり、脱毛の原因となるジヒドロテストステロンの発生を抑制する。約90%の男性型脱毛症例に関して毛髪の維持、改善があったとされる。しかし小林院長によると、「それらの薬でもワールドカップで言えばやっと本大会に出場できる程度で、グループリーグ突破は難しい。つまり決勝に勝ち上がる実力ではないのです。市販のヘアケアにいたってはアジア予選敗退の実力しかありません。」薄くなった髪がバンバン生えてくるような薬を開発すればノーベル賞モノといわれるのにはそんな事情がある。

東京スポーツ
【発行日】2008年5月9日
【発行所】東京スポーツ新聞社

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