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GOETHE 【ゲーテ】 2012年1月24日発売

GOETHE 【ゲーテ】

■メンタルケアを軸に総合的な頭髪治療を施す
薄毛とココロの因果関係。それは心因性の脱毛症があることからも明らか。そんななか、精神科医として個々の患者と向きあい、皮膚科や形成外科と連携を取りつつ総合的頭髪治療に取り組むのが、この分野のパイオニアでもある、城西クリニックの小林一広院長だ。

【患者の心配はなにか?真摯に耳を傾ける】

「抜け毛が増えたという心配、それから、地肌が目立ってきたという薄毛の心配。どちらも周りから見れば同じことのように思えますが、私たちの場合、患者さんが何を心配しているか、その点をよく聞いたうえで、本人が納得するケアを施すのが仕事。ですから、『抜け毛が気になりはじめたのはいつ頃からか』『抜け毛の量はどのぐらいあるのか』など、診察でそれぞれの悩みを丁寧に聞いてから、どう治療に当たるか、ケース・バイ・ケースで対策を練ります」
 そのため、小林院長の診察は1時間に及ぶこともあるという。親身になって話を聞き、心身の両面から頭髪治療に心血を注ぐ精神科医がいる―薄毛の悩みを抱えた人にとって、これほど、心強い存在はないだろう。
「見たところ、薄毛とは思えないのに来院される患者さんもいます。その場合、逆に髪の問題ではなくて、メンタルの問題である可能性も出てくる。ある患者さんに、どのぐらい抜け毛が多いのかと尋ねたところ、シャンプーをする時に、排水口にネットを敷いて、取れた髪を1本1本数えてみたと言う。それで『何百何十何本、抜けていました』と。普通の人でも1日に100本ぐらい抜けますから、こちらは抜け毛より強迫性障害のほうが心配になりますね。
 毛の悩みが精神面の問題だった事例に驚く。しかし、それほど薄毛とメンタルの関係は深い。
「仕事や人間関係のストレスがトリガーとなって脱毛が進行するケースも少なからずあります。抱えたストレスは自律神経の働きに影響を与え、毛細血管を収縮させ、頭皮の血行を悪化させることもあるからです。抜け毛が増えたという心配も新たなストレスとなって、さらに抜け毛が進行する悪循環にはまってしまう人もいます」

■悩みの解消を目的とした治療のあり方を探る
【まっすぐに向きあい不安を取りのぞいていく】

「どんな食生活なのか、ストレスは抱えていないか、睡眠障害など、精神的な部分での問題点はないか。そういった部分も含めて総合的に確認していきます」
 先天的な外表奇形の治療など、形成外科医としてキャリアを積んできた平山信夫院長。現在はその経験を活かし、名古屋で薄毛治療に取り組んでいる。髪の毛で悩む人のなかで特に問題となるのは、髪の状態が正常もしくは限りなく正常に近い状態にもかかわらず、薄くなっていると思い込んでしまう人。実際は物理的に薄くなっていないので治療の必要性はなく、治療しても結果が出せない。治療する必要がない状況を納得してもらうためには、患者のメンタルを把握することが必要となる。
「患者と接してきて感じたことは、その人の悩みを軽減する治療が大事ということ。個人の性格等を考慮して現在の客観的状況、それに対して提供できる治療法、予想できる結果を説明し十分納得してもらってから治療を開始します。医療は魔法ではないので治療法には限界があります。必ずしも満足を得る結果が出せないこともあります」

GOETHE 【ゲーテ】
【発行日】2012年1月24日発売
【発行所】幻冬舎

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