壮年性では、男性ホルモン(テストステロン)が、毛根部で5αリダクターゼという酵素によって活性型に変換されることで、毛根部が萎縮してしまうことがわかっています。ところが、これは、額の生え際から前頭、さらに頭頂部にかけての特徴的な反応であって、不思議と側頭部や後頭部では、同様の反応が起きないのです。しかし、毛根部の男性ホルモンに対する感受性は人によって、部位によってまったく同じということはありえません。薄毛パターンの個人差がでるのは、そのためではないでしょうか。
(脇坂ナカツクリニック院長:脇坂長興医師)
遺伝的要素が強い場合には、親と似た部分から脱毛が起こりやすいと思われますが、一概には言えません。しかし、額が後退しても、頭頂部の毛が減っても、皮膚中で起きている現象は同じで、考えられる要因はいろいろです。髪質や量に個人差があるように、脱毛パターンも人それぞれです。
(AACクリニック名古屋院長:平山信夫医師)