発毛治療TOP > びまん性脱毛症
いくつかのタイプがある女性の薄毛の中で、多く見られる症例が「びまん性脱毛症」です。
びまん…一面に広がる
脱毛症…生えていた毛が生えなくなった状態
名前のとおり、頭髪全体が均等にすこしずつ薄くなっていくのが特徴です。
男性のようにはっきりしたオデコ・頭頂のハゲにはなりにくいですが、じわじわと見た目が老けたような印象になります。女性には深刻な悩みです。
40代以上に多いといわれていますが、最近では20代30代など若い世代も病院へ相談にいらっしゃいます。
こんなサイン、びまん性脱毛症かも?
- 髪がペタンとし、スタイルが決まらない
- 髪の毛が細くなったと感じる
- 分け目、つむじが目立ってきた
ほかにもある女性の薄毛タイプ
- FAGA
- 男性ホルモンの影響による女性版AGA(男性型脱毛症)
- 分娩後脱毛症
- 出産の後に抜け毛が増える症状
- 牽引性脱毛症
- アップなど、引っぱるヘアスタイルによる薄毛
- 円形脱毛症
- 部分的な毛が一気に抜ける「10円ハゲ」
びまん性脱毛症だけでなく、脱毛症の大きな原因は「ヘアサイクル」の乱れにあります(※1)。
【成長期】…新しい毛が生え、太く成長していく時期
【退行期】…毛の成長が弱まっていく時期
【休止期】…毛の成長が止まり、抜ける時期
これがヘアサイクルです。
なにかのきっかけでこの「ヘアサイクル」が乱れ【成長期】が短くなると、毛が育たず細くなったり、育ちきる前に抜けたりします。これが脱毛症(薄毛)です。
「びまん性脱毛症」につながるきっかけには、以下のようなものがあるといわれています。
女性ホルモンの減少
女性らしさをつくる女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は、毛の成長にも大きく関わっています。加齢でエストロゲンが減ったり生活習慣からホルモンバランスが崩れたりすると、毛の【成長期】が短くなり脱毛しやすくなります。
強いストレス
ヒトの体は、強いストレスを感じ自律神経が乱れると血流が悪くなります。そうすると頭皮に栄養がいき届かず、毛がしっかり成長できなくなるのです。この自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。また、ストレスがかかると、髪の発育にかかわる栄養素「亜鉛」がたくさん消費されると言われています。強いストレスは、髪に多方面からダメージを与えてしまうのです。
偏った食事・ムリなダイエット
髪は、命にかかわる臓器などとくらべると後回しにされがちな部分。そのため栄養不足になりやすいとされています。偏った食事・ムリなダイエットをすると、毛がじゅうぶん成長できません。また栄養の偏りは、髪の発育をジャマするだけでなく体全体のホルモンバランスも崩してしまいます。
誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化
以下のようなヘアケアを続けることで頭皮の環境が悪くなり、脱毛につながりやすいと考えられています。
- 髪の洗い方によるトラブル
- ・数日に1度しか洗わない
- ・1日に何回も洗う
- ・メーカーの推奨を過度に超えた量のシャンプーを使う
- ・すすぎが雑(コンディショナー・リンスが頭皮に残る)
- 洗浄剤によるトラブル
- ・乾燥気味の頭皮であるにも関わらず、強い洗浄力のシャンプー
(石油系の高級アルコールシャンプーなど)を使い、頭皮の皮脂を落としすぎる
- カラーリング・パーマによるトラブル
- ・頻繁にカラーリング、パーマをする
このように、びまん性脱毛症につながるきっかけは日常の中にたくさんあります。
誰にでも発症の可能性がある身近な脱毛症なのです。
残念ながらびまん性脱毛症の改善には、「これをすれば治る」という万人に効く方法はありません。そのかわり、きちんと個人の症状に合った対策を行えば改善につながりやすい脱毛症です。共通して必要なのは「規則正しい生活」と、以下のステップになります。
(1)今の状態の確認
広い範囲で薄くなるびまん性脱毛症は、症状全体の把握が難しいこともあります。自分で思っている以上に進行していることがあるので、1度しっかりチェックしてみましょう。身近な人に前後・左右から写真を撮ってもらう、カウンセリングに行くなどの方法があります。
(2)原因と、それに合う治療法を見つける
前項であげたように、びまん性脱毛症になる原因は1つではありません。さらに、ホルモンバランスとストレスなど互いに関連し合っているものもあり複雑です。そこで、完治のための原因特定と治療には、病院の利用をおすすめしています。
現在、びまん性脱毛症は、病院でカウンセリング・治療が可能です。
では、どんな病院に行けばよいのか、ということですが…
1番は
「女性の薄毛」専門外来男女それぞれの治療ができる薄毛専門クリニックです。
“男性の薄毛”と“女性の薄毛”は、原因も治療法も違います。
ちゃんと「女性の薄毛に対応する」と明示している病院に行きましょう。
一般的に皮膚科で治療できるのは、頭皮の炎症・湿しん・かぶれなど皮膚トラブルからくるものや、円形脱毛症に限られます。そのため、複雑な要因がからみ合う「びまん性脱毛症」など、女性の薄毛治療には不十分といえるのです。
女性の薄毛は、早めに専門クリニックへ
生活習慣の中で・年齢を重ねる中で…少しずつホルモン・ヘアサイクルのバランスが悪くなり脱毛していく「びまん性脱毛症」。目に見えて気になりだした時には、自分だけでの改善が難しくなっていることも少なくありません。
とくに更年期の薄毛(40代を超えた薄毛)は、女性ホルモンの影響が大きいと考えられ、自宅で治すのが難しいケースです。
「女性の脱毛症は、病院で治療できる」「治療開始が早いほど、改善はスムーズになる」が浸透し、現在、カウンセリング受診者は増えています(※2)。少しでも気になったら、気軽にどなたでも無料で相談を受けられる環境が整っています。生活習慣の中で・年齢を重ねる中で…少しずつホルモン・ヘアサイクルのバランスが悪くなり脱毛していく「びまん性脱毛症」。目に見えて気になりだした時には、自分だけでの改善が難しくなっていることも少なくありません。
とくに更年期の薄毛(40代を超えた薄毛)は、女性ホルモンの影響が大きいと考えられ、自宅で治すのが難しいケースです。
「女性の脱毛症は、病院で治療できる」「治療開始が早いほど、改善はスムーズになる」が浸透し、現在、カウンセリング受診者は増えています(※3)。少しでも気になったら、気軽にどなたでも無料で相談を受けられる環境が整っています。
こんな症状がある方は、早めに専門クリニックへ
- 髪がペタンとし、スタイルが決まらない
- 髪の毛が細くなったと感じる
- 分け目、つむじが目立ってきた
一人で悩むのではなく、本当に治療が必要かもふまえて、まずは専門の医師に相談してみましょう。
2013年6月28日に行われた「第13回日本抗加齢医学会総会」でヘアメディカルグループのウィメンズヘルスクリニック東京の浜中聡子院長より、「女性型脱毛の新しい病期分類の検討」と題したポスター発表が行われました。これは、ヘアメディカルグループにおいて女性の薄毛治療時に撮影した2,333例の頭部写真を12のパーツに分けて脱毛の重症度を色分けし、新たな女性の薄毛「女性型脱毛」の病期分類作成をした結果です。この分類によって、「女性型脱毛」は以下の新たな3パータンに大別されました。

- (日)側頭部から薄毛が起こり、その後、額の生え際と頭頂部の双方から進行する脱毛(グループ1)
- (月)頭頂部を中心に広い範囲に均等に薄毛が起こり、頭部全体の毛髪が薄くなって進行する脱毛(グループ2)
- (火)額の生え際から薄毛が起こり、頭頂部も伴って進行する女性の男性型脱毛(グループ3)
今後、さらに臨床に即した女性型脱毛症の病期分類が行われ、女性の薄毛・抜け毛の病期分類が予定されています。ヘアメディカルグループでは女性が安心して治療でき、薄毛が改善されるように取り組みます。
※1 参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
※2,3 参照元:女性のヘアメディカルグループへの来院者推移

ヘアメディカルグループ(東京・名古屋・大阪・福岡)のクリニックでは、女性の抜け毛・薄毛の治療を行っています。女性に多いびまん性脱毛症についても、お気軽にご相談ください。
髪の専門医師と一緒に、治療を行いましょう。