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使用時には要確認!AGA治療薬の副作用がお腹の子供に与える影響

AGA この記事は約 9 分で読めます。 654 Views

AGAをはじめとする薄毛の悩みは男性だけのものというイメージがありますが、実は薄毛に悩む女性も少なくありません。

男性向けの薄毛治療薬はよくありますが、果たして女性が利用しても問題ないのでしょうか。
また、妊娠中にAGA治療薬を利用した場合、胎児に影響はあるのでしょうか。

今回は女性の薄毛とAGA治療薬の関係、妊娠中の胎児への影響について解説していきます。

1.AGA(Androgenetic Alopecia)とは?

AGA(エージーエー)とはAndrogenetic Alopeciaの略で、日本語で「男性型脱毛症」と呼ばれる症状です。

成人男性に発症し、日本国内では1,200万人を超える男性がAGAに悩まされています。
思春期以降、額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていくのが特徴で、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)分泌が原因といわれています。

1-1.主な脱毛症の例

AGAに起因する薄毛の進行パターンは人によって異なります。

生え際がM字を描くように後退するタイプや、頭頂部から薄くなっていくタイプ、前頭部から頭頂部にかけて薄くなるタイプ、それらが同時に起こる混合型など、さまざまな進行パターンがあります。

また、AGA以外の脱毛症についてもご紹介しておきます。
ご自身の薄毛症状がAGAによるものかどうか、判断するヒントにしてみてください。

【円形脱毛症】
文字通り髪の毛が円形に髪の毛が部分的に抜けてしまいます。現在最も有力な説としての原因は自己免疫異常で、本来体を守ってくれる免疫系機能の異常により毛根が攻撃されてしまうためと考えられています。

【粃糠性脱毛症】
頭皮のフケが原因です。フケが頭皮に重積し、頭皮に炎症が起こったり毛穴が皮脂の固まりで塞がれたりすることで新しい髪の毛が成長しにくくなり抜け毛を引き起こします。

【牽引性脱毛症】
髪の毛を引っ張り続けるなど、物理的な力がかかることによって発症します。
ポニーテールのように髪を引っ張って束ねる髪型を続けることによって起こり、多くは額の左右の生え際が後退します。

【抜毛症(トリコチロマニア)】
何らかの精神的な問題により、毛髪を自分で引き抜いてしまう症状です。子どもや女性に多い傾向があります。長期間に渡って抜毛行為が行われると、新しい髪が生えてこなくなってしまいます。

1-2.どうして薄毛になるのか?

AGAの原因は、男性ホルモンの一種「DHT」(ジヒドロテストステロン)が関わっているといわれています。

DHTは毛乳頭細胞に多く存在する酵素「5α還元酵素Ⅱ型」が、男性ホルモン「テストステロン」と結びついて産生されます。作り出された「DHT」はヘアサイクルのミニチュア化を誘導し、薄毛となります。

人間の髪の毛は、成長期・退行期・休止期を繰り返しています。「DHT」は髪の毛を作る毛乳頭に休止期を早める信号を出させ、髪の毛の成長をストップさせてしまうのです。

このため、せっかく新しい髪の毛が生えてきても十分に成長できないまま退行期→休止期に移行し、髪の毛はすぐに抜け落ちていってしまいます。同時に「毛根」も縮小していきます。

「毛乳頭」は血管と直結しており、血液によって運ばれてくる栄養成分を受け取って頭髪を成長させるシグナルを発信しています。毛乳頭を含む毛根が縮小してしまうと、毛母細胞は発毛シグナルを受け取れなくなるため、細胞分裂による毛幹への角化が鈍くなり、髪の毛は育たなくなってしまいます。

何もしなければ「DHT」は産生され続け、症状は悪化傾向に進んでいきます。薄毛の進行を止めるには早めの対策が必要です。

1-3.男性だけではなく女性のAGAもある

男性ホルモンが原因で起こるAGAですが、女性にも発症することがあります。女性の場合、「FAGA」と呼ばれ、「女性男性型脱毛症」を意味します。つまり“女性に起こる男性型脱毛症”というわけです。10人に1人の女性がFAGAによる薄毛に悩んでいるといわれており、その症状は男性のAGAとは異なる点がみられます。

女性は男性より女性ホルモンが多く、中でも「エストロゲン」は毛髪を育てる働きを持っています。女性が男性より薄毛になりにくいのは「エストロゲン」の分泌が男性ホルモンよりも優位であるからといわれています。

女性ホルモンは歳を重ねるとともに減少していき、早い方では35歳くらいから分泌量の減少がはじまってきます。女性ホルモンの分泌量の低下によって元来持つ男性ホルモンの影響を受けやすくなり、AGAのような脱毛を引き起こしてしまいます。

また、女性の薄毛はエストロゲンの減少以外のさまざまな要素も関わっていることが多いとされています。

2.主なAGA治療薬

AGA治療薬にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、治療薬ごとの役割や効果について見ていきましょう。

2-1.DHTを抑制【プロペシア】

世界60ヶ国以上で承認されているAGA治療薬が「プロペシア」です。プロペシアの主成分は「フィナステリド」で、男性ホルモンの一種であるテストステロンと結びついてDHTを作り出す「5α還元酵素Ⅱ型」の働きを阻害する作用があります。

5α還元酵素が抑制されればDHTは生成されなくなり、髪の成長期を短縮させる信号が出されなくなります。その結果、ヘアサイクルが正常に戻り、再び髪の毛が成長できるようになるのです。

2-2.毛母細胞を活性化【ミノキシジル】

ミノキシジルは血管拡張作用があるのと同時に毛母細胞の活性化作用があります。それは細胞膜にあるKチャネルが開口することで一連のメカニズムを経てVEGF(血管内皮細胞増殖因子)が産生され、毛髪がヘアサイクルの成長期に移行します。

このことによって新しい髪が生える発毛効果を有しているのがミノキシジルの効果です。

2-3.2種類の5α還元酵素に対応【ザガーロ】

ザガーロは2015年に新たに厚生労働省によってその安全性と有効性が承認された薄毛治療薬です。有効成分はデュタステリドで、プロペシア同様、AGAを引き起こす男性ホルモンの一種「DHT」の産生を抑制することで薄毛の改善をします。

プロペシアと異なる点は、ザガーロは2種類の「5α還元酵素」に作用する点です。
5α還元酵素は男性ホルモンの一種テストステロンと結びついてDHTを作り出しますが、プロペシアは5α還元酵素のⅠ型とⅡ型のうち「Ⅱ型」のみに対して作用します。

「Ⅱ型」は前頭部と頭頂部の毛乳頭付近に多く存在し、もう1種の「Ⅰ型」は頭皮全体の皮脂腺に多いのが特徴です。ザガーロは「Ⅰ型」「Ⅱ型」のどちらにも作用するため、5α還元酵素の抑制がプロペシアよりも強いとされています。

3.AGA治療薬の副作用

薬に副作用はつきものです。効果が高ければ高いほど副作用のリスクも高まります。
発毛剤の使用を開始する前に副作用についてもよく理解しておく必要があります。
ここではAGA治療薬の副作用について見てみましょう。

3-1.初期脱毛

使用を開始してから1〜2ヶ月くらい経った頃に一気に髪の毛が抜けることがあります。これを「初期脱毛」といい、どの治療薬でも起こる可能性があるといわれています。

「初期脱毛」はAGAの症状の抜け毛とは異なり、ヘアサイクルを正常に戻すための準備段階として、AGAで弱った髪をリセットするためのステップです。

初期脱毛は副作用ではないので、抜け毛が増えたからといって自己判断で薬の使用を中止しないよう注意が必要です。

3-2.肝機能障害

プロペシアとザガーロの副作用のひとつに肝機能障害があります。
はじめのうちは自覚症状がないため、気づいた時にはすでに肝機能障害が発症しているということもあるかもしれません。

肝臓の状態は血液検査で調べることができるので、異常を感じなくてもAGA専門クリニックで検査を行ってチェックしておくことが大切です。

特にザガーロは半減期が長い(血中濃度を維持している時間が長い)ため、もともと肝機能が低下している方は要注意です。使用する前に必ず医師に相談しましょう。

3-3.精力の減退(EDなど)

プロペシアとザガーロの有効成分は男性ホルモンに作用します。そのため副作用として男性機能障害が起こる可能性があります。

勃起機能の低下や射精障害、性欲減退といった男性機能障害が起こった場合、使用を中止しても元に戻らないケースも報告されています。特にプロペシアの主成分フィナステリドによる副作用が服用中止後も改善しないケースをポストフィナステリド症候群と呼ばれています。

しかし、一方でこの症候群に関しては否定的な見解も多く、因果関係はいまだ明らかになっていません。

3-4.その他の主な副作用

プロペシアとザガーロは、ごくまれに倦怠感や気力低下などの精神障害を起こすこともあるといわれています。

プロペシアの主成分フィナステリドには、神経活性ステロイドといわれるホルモンの分泌を抑える作用があり、ザガーロの主成分デュタステリドにも同じ症状が発生する可能性があると考えられています。

また、外用薬のミノキシジルには頭皮の痒みや発疹などの副作用が報告されています。

4.お腹の子供に与える重大な影響

日本皮膚科学会は、プロペシアの有効成分フィナステリドは女性に発症する脱毛症には使用すべきではないと勧告しています。

フィナステリドには男性ホルモンの働きを抑える作用があるため、万が一、男の子を妊娠していた場合、胎児に重大な影響を与える可能性が考えられるからです。

AGAの原因となる「DHT」ですが、胎児期は男の子の生殖器官の形成に大きな役割を果たします。その働きが抑制されてしまうと、男性器の成長が正常に行われない可能性があるのです。

ザガーロもフィナステリド同様の作用があるため、胎児への悪影響が懸念されています。

またプロペシアとザガーロは皮膚からも吸収されるため、服用だけでなく、触らないように注意する必要があります。

錠剤が割れている場合は特に注意が必要です。錠剤にコーティング剤によって閉じ込められていた有効成分が粉末状になって飛び散ってしまう可能性もあります。近くには絶対に寄らないよう注意しましょう。

男性が服用する際も、家族に妊娠の可能性がある女性や授乳中の女性がいる場合は、フタがしっかり閉まるケースに入れたり、保管場所を決めておくなど、女性が触れることがないよう十分に配慮しましょう。

ミノキシジルに関しては胎児に影響をきたす副作用はないので女性にも使用できます。

5.Dクリニックは豊富な経験と実績を元に治療にあたります!

AGAとは男性型脱毛症を意味しますが、男性特有のものとは限りません。女性でも10人に1人がFAGA(女性男性型脱毛症)を発症しており、薄毛に悩まされています。男女では症状や経過が異なり、それぞれに合った対処をする必要があります。

Dクリニックでは豊富な経験と実績を元に治療にあたっています。専門の医師が診断し、薬の処方に留まらないきめ細かい治療を心がけています。

予約制で、男女別のAGA専門外来もしくは男女別の待合室があり、安心して治療に専念できます。

「副作用が心配なあなたはリスクを回避する専門の病院で治療を」

近年、薄毛治療は飛躍的に進歩しており、薄毛は病院で治療できる時代となりました。効果的な薄毛治療薬も開発され発毛効果に期待が持てますが、薬である以上、副作用は避けて通れません。

AGA治療は個人でもできますが、副作用などのリスクを思えば、AGA専門クリニックの利用がおすすめです。髪のエキスパートが集う専門クリニックでは一人ひとりの既往歴や症状を見極め、その人に合った治療薬を処方してくれます。投薬治療の計画や副作用などの疑問にも懇切丁寧に答えてくれるので安心です。

健康は一度損なってしまうと取り返しがつかないこともあります。副作用が心配ならAGA専門クリニックで治療するのがベストです。専門の医師の知見のもとリスクを回避し、安全に薄毛の改善を目指しましょう。

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