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頭皮が赤いのと薄毛は関係ある?その気になる原因と対策について

「頭皮が赤いと薄毛になる」という噂がありますが、これは本当なのでしょうか。
頭皮は青白く見えるのが普通の状態です。それが赤くなるのはただごとではありません。
何が原因で頭皮は赤くなるのでしょうか。薄毛との関係性も知りたいところです。
この記事では赤い頭皮の秘密と薄毛との関係について説明します。

1.痒い!痛い!なぜ頭皮が赤くなってしまうのか

いつもは青白い頭皮の色が赤くなるだけでも心配ですが、さらに痒みや痛みを伴うこともあります。なぜ頭皮は赤くなってしまうのでしょうか。

1-1.シャンプーが合っていない

シャンプーが肌に合っていないと頭皮の赤みの原因になります。市販品の多くは洗浄力が強い高級アルコール系シャンプー(石油系シャンプー)です。今使っているシャンプーの成分表に「〜硫酸」と書かれていたら注意が必要です。硫酸系の成分は洗浄力が非常に強いため、必要以上に頭皮の皮脂や水分を取り除いてしまいます。結果、清潔にするつもりがかえって頭皮にダメージを与えてしまうこともあります。

中には洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーを使っているにも関わらず、頭皮が赤くなる方もいます。その場合はシャンプーが肌に合っていない可能性を考えましょう。どんなに良いシャンプーでも自分の肌質に合わない成分が配合されていれば肌トラブルの原因となってしまいます。

1-2.皮脂バランスの乱れ

ストレスフルな生活で睡眠不足が続き、外食ばかりの食生活を送っていると、皮脂バランスが乱れ、頭皮環境が悪化します。本来、皮脂は外部の刺激から頭皮を守る役割を果たしていますが、バランスの乱れから皮脂分泌が過剰になることがあります。放っておくと酸化して過酸化脂質となり、それが頭皮が赤くなる炎症の原因になりかねません。

1-3.日焼けのしすぎ

日焼けのし過ぎで頭皮が赤くなることもあります。通常、皮脂によって頭皮は紫外線の刺激から守られています。しかし、洗浄力の強過ぎるシャンプーの使用や1日に何度も髪を洗うなどの行為で皮脂が不足しがちになると、頭皮は紫外線の刺激を防ぎきれず、日焼けによる炎症を起こしてしまいます。皮脂が不足していない状態でも長時間紫外線を浴びれば炎症は避けられません。

1-4.血行不良

頭皮が赤い原因としては血行不良も考えられます。血行不良が起こると静脈に血がたまって、うっ血したようになり、血管がよく見えるため、頭皮が全体的に赤みを帯びたようになります。

血流が悪くなると、細胞分裂をして髪の毛を生成する「毛母細胞」に発毛指令を出す「毛乳頭」へ必要な栄養が届かなくなります。このように成長が妨げられるのも、薄毛の原因のひとつです。血行不良は喫煙や運動不足、眼精疲労、過度な飲酒などの生活習慣の乱れによって引き起こされることも多いです。

1-5.皮膚トラブル

頭皮が赤くなる理由として、かゆみを伴う湿疹を主な症状とする「アトピー性皮膚炎」や、赤みや水ぶくれなどの湿疹を併発する「乾燥性皮膚炎」などの皮膚トラブルを起こしている可能性も考えられます。

また、マラセチア菌が発症に大きく関わっているとされる難治性の病気「脂漏性皮膚炎」を罹患している場合も、頭皮が赤くなったり、かさぶたができたりすることがあります。

さらに、肌が新陳代謝の異常を起こしていると、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌の原因となります。それに起因して「頭皮ニキビ」を発症することもあるので、頭皮にブツブツができている場合は注意しましょう。

「接触性皮膚炎」ともいわれる「かぶれ」が原因で赤くなることもあります。これは肌に刺激のあるものやアレルギー性の物質が直接触れることで起こります。

その場合、シャンプーやスタイリング剤などのヘアケア用品、頭皮ケア用品が肌に合っていないのかもしれません。敏感肌の場合、洗浄力の強いシャンプーによってかぶれが引き起こされることもあるので、普段使用しているものを見直しましょう。

さらに、配合成分にアレルギー性の物質が含まれているケースもかぶれの原因となります。かぶれが起こる前にパーマをかけたり髪を染めたりしていれば、薬剤が原因の可能性もあるため、次の機会は薬剤を変えてもらうなどの対策を取るようにしましょう。

ほか、尋常性乾癬が原因で頭皮が赤くなる場合もあります。

2.頭皮の不調が薄毛の原因に?赤い頭皮のタイプ別SOS

 

いつもは青白い頭皮が赤くなっているのは、文字通り赤信号が灯っている状態です。一口に頭皮が赤いといっても、症状はそれぞれ異なります。
薄毛の原因になる場合もあるため、注意して見てみましょう。

2-1.脂っぽく赤い

頭皮が赤いうえに脂っこくベたつくタイプは皮脂性の炎症が考えられます。赤い箇所を両手の指で挟みこむようにして押さえると毛穴から皮脂があふれ出てきたり、指先が脂っぽくなったりするようなら皮脂性の炎症である可能性があります。
本来は頭皮を守ってくれる皮脂ですが、多すぎると毛穴を詰まらせて炎症の原因となります。それは、発毛を妨げる原因にもなります。
雑菌も繁殖しやすくなるため、常に清潔に保ち、過剰な分泌が起こらないよう注意する必要があります。

2-2.頭皮の赤みのほかにフケや痒みがある

頭皮の赤みのほかにフケや痒みの症状が現れることもあります。頭皮のカスであるフケが目立つのは、十分に洗髪できていない、もしくは逆に洗浄力が強すぎるシャンプーによって頭皮がダメージを受けていることが考えられます。
そして、フケ症に関連して起こる脱毛が「粃糠性(ひこう性)脱毛」です。フケの発生は抜け毛と結びつくことがあるため、フケが目立つようになったら注意が必要です。

2-3.頭皮が赤く熱っぽい

頭皮が赤く、熱っぽいようなら炎症性の皮膚障害の可能性があります。頭皮が敏感な場合、シャンプーや育毛剤の成分にも過剰反応して熱を帯び、放っておくとより強い炎症へと発展します。さらにダメージが毛根に及ぶと抜け毛の原因ともなるため、ヘアケア・頭皮ケア製品を使用した際に熱っぽく感じたら、直ちに商品の使用を中止しましょう。

2-4.皮膚が引っ張られているような感じがする

頭皮の赤みに加えて皮膚表面が引っ張られるような感じがある場合、見えないところにできものができている可能性があります。炎症性のアレルギー反応や皮脂詰まりなどでできた発疹は、大きくなるにつれて皮膚が引っ張られるような感覚を伴うことがあります。薄毛になる可能性があるというよりも、皮膚疾患や感染性が原因の場合もあるため、できるだけ早めに一般皮膚科クリニックを受診しましょう。

3.頭皮が赤くなってしまったら…痒みや痛みを解消する方法

頭皮が赤くなり、痒みや痛みが現れたら、どのように解消すればよいのでしょうか。

3-1.シャンプーを見直す

意外かもしれませんが、ヘアケア製品であるシャンプー剤が原因で頭皮の炎症を起こすケースは非常に多いです。市販のシャンプーの多くは洗浄力の強い化学系の成分が配合されています。生産コストを抑えられるためにお得なシャンプーのほとんどは化学系の洗浄成分入りです。強力な洗浄力で汚れを落としますが、その分刺激も強いため、頭皮トラブルにつながるケースが多いです。

しかも、使いはじめてすぐは頭皮の赤みが目立たないため、シャンプーが原因と気づかない可能性が高いです。そのため、原因不明の赤みに悩みながらシャンプーを使い続け、頭皮はダメージを受け続けることなります。

頭皮の赤みに気づいたら、シャンプーを見直してみるとよいでしょう。使用しているシャンプーが化学系の場合、洗浄力がマイルドなアミノ酸系に変えてみるのがおすすめです。植物性アミノ酸系の洗浄成分を配合した医薬部外品の薬用シャンプーなども試してみてはいかがでしょうか。

3-2.生活習慣の改善

頭皮の赤みの軽減には生活習慣の改善も効果があります。赤みの原因のひとつでもある血行不良はストレスや喫煙、運動不足などから起こります。日常生活の中で、ストレス解消や禁煙、適度な運動を心がければ改善が期待できます。

頭皮の赤みは痒みを伴うことがありますが、頭皮をかきむしらないことも大切です。かいてしまうと、それが新たな刺激となって炎症を起こす原因となります。痒みだけでなく、ニキビや湿疹ができても触らないようにしましょう。

頭皮は目に見えない部分だけについ手で触って確認したくなるものですが、手についている雑菌が患部に触れれば症状が悪化する可能性が高いです。痒くて我慢ができないようであれば、まずは一般皮膚科を受診しましょう。

3-3.紫外線から頭皮を守る

強い紫外線は頭皮の炎症の原因となります。頭皮を守るためには、紫外線の強い地域や時間帯に長時間外にいるのを控えるのが一番です。どうしても外出しなければならない場合は、帽子や日傘、頭皮用のUVケアグッズなどをすすんで利用して、紫外線を直接浴びないことが大切です。自分に合った方法で紫外線から頭皮を守りましょう。

3-4.医療機関で薬の処方を受ける

頭皮の赤みがどうしても改善されないときは医療機関で早々に治療を受けましょう。湿疹・皮膚炎の場合は、炎症を抑えて痒みを鎮めるステロイド外用剤などが用いられます。医療従事者の指示に従って正しい使用を心がけましょう。

ステロイドは症状によって効きめが強いものから弱いものまで使い分けることがあります。外用薬を使用しても改善が見られない場合は再度受診するようにしましょう。目には見えなくても細菌感染により炎症が起きている場合もあります。いつまでもよくならなかったり悪化したりするようなら早めに受診しましょう。

4.赤い頭皮への対策は薄毛予防にもつながる!

赤い頭皮は頭皮環境悪化のサインです。不健全な頭皮環境は髪の毛に悪影響を与え、薄毛になるリスクを高めます。頭皮の赤みの解消は薄毛予防につながるため、適切な対処法によって頭皮の赤みを改善することが大切です。

4-1.頭皮マッサージで血行促進

頭皮の赤みを防ぐには「頭皮マッサージ」で血行促進を目指すのもひとつの方法です。血行を改善することで、頭皮の赤みが解消するだけでなく、髪の成長に不可欠な栄養も頭皮全体に行き渡りやすくなります。

また、マッサージによって新陳代謝の活性化も期待できます。

マッサージのコツは力を入れすぎないことと、1回にまとめて長時間行わないことです。 また、半身浴をあわせて行うと、さらに血流が改善される可能性があります。

「継続は力なり」です。毎日続けて行いましょう。

4-2.頭皮に優しい洗髪を心掛ける

頭皮トラブルの解消には、シャンプーを頭皮に優しいタイプに変えてみるのも効果的です。肌が弱く乾燥肌の場合は、とくに低刺激で保湿力の高いシャンプーがおすすめです。アレルギーがあることをわかっているなら、成分表をチェックして、アレルギーの原因となる成分が含まれていないものを選びましょう。自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことで、頭皮への刺激を軽減できます。

また、この機会にシャンプー習慣も見直してみましょう。せっかく低刺激のシャンプーに変えても、1日に何度もシャンプーをしてしまえば意味がありません。過度な洗髪は必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮の乾燥の原因となります。シャンプーは1日1回にとどめましょう。過度な乾燥状態になると「乾皮症」とも呼ばれる「皮脂欠乏性皮膚炎」を発症する場合もあるので注意が必要です。

シャンプーの方法も間違っていないか要チェックです。洗髪の際に爪をたてたり必要以上にゴシゴシ洗ったりすると、頭皮を傷つけて炎症やかぶれの原因となってしまいます。洗髪時は指の腹を使い、よけいな力は入れず優しく洗うようにしましょう。

4-3.頭皮に異変があったら、早めに医療機関へ相談する

頭皮が赤くなっているのは異常事態が発生している合図です。血行不良や湿疹など何らかの異常が起きていると考えられます。

すべての異常が薄毛につながるわけではありませんが、頭皮環境は髪の毛の成長に少なからず影響を与えます。健やかな髪の成長を願うなら、頭皮トラブルはできるだけ早めに解消しておくのが賢明です。頭皮は自分では確認しづらいところでもあり、また異常がすべて目視できるわけでもありません。自己判断せず、速やかに皮膚科専門医を受診しましょう。正しく対処すれば、赤みも解消でき、薄毛のリスクも回避できます。

5.赤い頭皮が気になっているなら、Dクリニックの頭髪治療専門外来へ

通常、頭皮は青白い色をしています。頭皮が赤くなると薄毛になるリスクが高まります。赤い頭皮が気になっているなら、Dクリニックの頭髪専門外来がおすすめです。300万人の治療実績(※1999年7月~2023年5月のDクリニック、クレアージュの延べ患者数)に基づき、患者一人ひとりに合った治療法の提案を行っています。

頭皮は自分ではチェックしにくいところです。素人判断せず、専門家の診察を受けるのが賢明です。

男性用・女性用のクリニックもしくは待合室を設けているので、頭髪治療専門クリニックに通うのが初めての方でも通いやすいのが特性です。

▶頭皮の赤みや痒みを早期に解決したいなら、頭髪治療専門クリニックで相談を

頭皮環境は髪の成長に大きな影響を与えます。頭皮の赤みや痒みを早期に解決したいなら、頭髪治療専門クリニックで相談しましょう。
頭皮トラブルだけなら一般皮膚科でも対応してくれますが、薄毛が気になるなら、豊富な治療実績を持つ頭髪治療専門クリニックでの受診がおすすめです。専門の医師が多角的な見地から頭皮の状態を把握するため、症状に合った治療が受けられます。育毛剤の処方から生活習慣の指導まで幅広く対応し、不明な点には専門の医師がわかりやすく回答してくれます。
手探りで問題解決を図っているうちに症状が悪化してしまえば解決はより困難になります。まずは専門家とともに自分に合った治療法を見つけ、事態の改善を図りましょう。

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)
「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)」は、JR有楽町駅から徒歩2分と通いやすいことから、神奈川、千葉、埼玉など東京以外の関東圏からの来院者も多いのが特徴です。女性専門外来のため、男性の目を気にすることなく安心して治療が受けられます。
土曜も診察可能です。

クレアージュ大阪(旧Dクリニック大阪 ウィメンズ)
「クレアージュ大阪(旧Dクリニック大阪 ウィメンズ)」は、大阪駅から徒歩5分の位置にある女性専門の頭髪治療クリニックです。こちらも男性の目を気にすることなく利用ができ、一人ひとりに合った治療で改善を目指せます。土日も診察を行っているので、平日に通えない方にもおすすめです。

Dクリニック名古屋(旧AACクリニック名古屋)
「Dクリニック名古屋(旧AACクリニック名古屋)」は栄駅から徒歩5分、土日も診察可能な男性・女性の薄毛治療を行う専門病院です。女性でも通いやすいように男女別の待合室になっており、ドリンクやおしぼりのサービス、書籍・雑誌も用意されています。また、Kidsコーナーもあるので、お子様連れでも安心して治療を受けられます。

Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)
「Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)」は、地下鉄天神駅から直結のダイヤモンドビル内にあります。男性・女性両方の薄毛治療を行う頭髪治療専門病院ですが、こちらも男女別の待合室になっています。土日も診察可能ですので、忙しい女性でも通いやすいです。