発毛治療TOP > デュタステリド(AGA新薬の有効成分)
デュタステリドはGSK(グラクソ・スミスクライン社※)が開発した医薬品「アボルブ®」の有効成分です。
もともとは前立腺肥大症のために開発された薬でしたが、このデュタステリドがAGAに効果があることが分かりました。
その後、デュタステリドは、プロペシアの有効成分であるフィナステリドよりもAGAの原因物質である男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」を効果的に抑制することが発見されました。これは様々な毛髪学会や論文などで証明されています。また、近年「男性型脱毛症」を効能・効果とする、AGA新薬「ザガーロ」として日本でもGSKが販売を開始しました。
※GSK:GSK=英国のグラクソ・スミスクライン社。GSK は2016年に「ザガーロ®カプセル0.1mg」と「ザガーロ®カプセル0.5mg」の販売を開始。プロペシアに次ぐAGAの治療薬として注目を集めています。また、GSKは同年10月から剛力彩芽さんを起用したWeb動画配信やTVCM放映をスタート。男性型脱毛症で悩む男性に、薄毛は治療可能であることを積極的に発信しています。
前立腺肥大症の薬「デュタステリド」がAGAに効く理由
前立腺肥大症は、男性ホルモン(テストステロン)が原因で引き起こされる男性特有の疾患です。このテストステロンは、5α還元酵素という酵素の働きで、より強い男性ホルモンとして作用するジヒドロテストステロンへ変換されます。
男性ホルモンの働きがより強く作用することで、前立腺肥大症などを引き起こしたり悪化させたりします。
デュタステリドは、このテストステロンをジヒドロテストステロンに変換するのを阻害することで効果を発現させます。
男性型脱毛症(AGA)も、前立腺肥大症と同じ、このジヒドロテストステロンが原因とされています。5α還元酵素を阻害すればジヒドロテストステロンが作られなくなり、脱毛が抑えられる、つまりAGA治療に効果があると考えられます。
このような作用を期待して、デュタステリドがAGAの治療の新薬として用いられるようになりました。
デュタステリドと似た効果を持つ薬に、フィナステリド(プロペシア)という薬があります。
デュタステリドの効果
AGAの原因物質「DHT(ジヒドテストステロン)」の産生を促す「5α-還元酵素(リダクターゼ)」にはⅠ型とⅡ型があります。
デュタステリドはこの「5α-還元酵素(リダクターゼ)」のⅠ型とⅡ型の両方の働きを抑える事ができます。
デュタステリドとフィナステリドの違い

デュタステリドが「5α-還元酵素(リダクターゼ)」のⅠ型とⅡ型の両方を抑えることができるのに対して、プロペシア®の成分フィナステリドは5α還元酵素Ⅱ型のみに作用します。
つまり、これまでフィナステリド(プロペシア®)ではなかなかAGA治療に効果が得られなかった人も、デュタステリドによる治療効果が期待できるようになりました。
【AGA(男性型脱毛症)の仕組み】
デュタステリドの副作用としては下記があげられています。
- ●勃起不全
- ●性欲減退
- ●乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)
- ●精液ボリュームの減少
なお、どの副作用に関しても、プロペシア1mgの副作用よりも同等、もしくはそれよりやや高い発生頻度とされています。
【デュタステリドを服用してはいけない人】
デュタステリドは男性にしかない臓器(前立腺)の治療を目的に開発されているため、使用には様々な制約があります。
●女性, 小児
どのような場合であっても、デュタステリドを服用できません。
カプセルから漏れた薬剤に触れることも禁忌とされています。
●同等の成分を含む薬を服用している人
フィナステリド、オキセンドロンなどの5α還元酵素阻害作用を有するお薬と併用はできません。
処方を受ける前に必ず担当医に相談しましょう。
●デュタステリドまたはステロイドの服用により副作用(アレルギー症状を含む)を発症したことのある方
●重度の肝機能障害のある方
【デュタステリドについて注意すべきこと】
●肝臓に何らかの病気がある人は、デュタステリドの処方前に必ず医師に伝えること
●前立腺がん診断のためにPSA(血清前立腺特異抗原)の検査を受ける予定のある場合は医師へ伝えること
●女性や小児はカプセルから濡れた薬剤に直接触れないこと (デュタステリドは経皮吸収されるため)
デュタステリド(ザガーロ:GSK)の服用時は病院で発毛相談
効果や副作用。服用前には病院での発毛相談をおすすめします。
デュタステリド(ザガーロ:GSK)を服用するためには、医師の処方が必要です。先述の通り、デュタステリドにはフィナステリドと同等、もしくはそれよりやや高い発生頻度の副作用があります。はじめからデュタステリドの処方を希望するのも選択の1つですが、自分の薄毛の原因が5αリダクターゼⅡ型の場合、そのリスクを負ってまで服用するかどうかの判断は難しいものです。出来る限り、どちらの薬が自分にあっているかの検査や相談ができる病院での「発毛相談」を行いましょう。デュタステリドを処方してもらえる全てのクリックで発毛相談を行っているわけではないため、通院を考えている病院で発毛相談(治療や薬の相談、検査ができるかなど)が行えるかは事前にチェックしましょう。
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