遺伝子検査 Q&A
総合頭髪医療の最新技術や検査法を紹介
アンドロゲンレセプターとは、男性ホルモンのテストステロンやジヒドロテストステロン(DHT)を受け取る受容体で、アンドロゲンレセプター遺伝子を鋳型にして合成されます。この合成効率は、人によって個人差があり、ある特定の塩基配列の長さを測定することで、アンドロゲンやDHTの影響を受けやすいかかどうかを調べることができます。
男性ホルモンに関与しているアンドロゲンレセプターにおいて特異的に配列しているDNA塩基を分析する検査です。DNA塩基は4種類の塩基、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)、から成り立っており、各遺伝子は特有の塩基配列によって構成されています。アンドロゲンレセプター遺伝子は6個のエクソン(m-RNAに写しかえられる領域)から成り立っていますが、そのうちの第1エクソンにはDNA塩基配列に個人差が存在しています。この個人差を塩基配列決定法などによって調べます。
検査結果を出すためには精密な解析をしなければなりません。そのため検査結果を患者様にお伝えできるまで、約1ヶ月間かかります。 また、この検査は個人情報ですので電話での結果報告はできません。必ずクリニックで医師からの説明を受けてください。
医療機関で行われている通常の血液検査と同じように、左右どちらかの腕から静脈血を約2ml採取します。その血液からはアンドロゲンレセプター遺伝子だけを検査し、それ以外の遺伝子は検査いたしません。
日本ではアンドロゲンレセプター遺伝子の検査を行うことができる施設は限られており、現在この検査を行っている医療機関は当機関のみです。なおこの検査では3種類の検査によってアンドロゲンレセプター遺伝子のDNA塩基配列をしらべます。
アンドロゲンレセプター遺伝子はX染色体にあって、男性では一つですが女性では二つあります。女性ではこれらの遺伝子を分けてから調べるという複雑な方法が必要になります。そのため検査は男性に限らせていただきます。体質や体調によって受けられないことは基本的にはありませんが、血液を採取するため、針を刺すことでショック症状を受けてしまう人は検査する前に医師にお知らせください。
DNAは生まれたときから一生変化する事はありませんから、1回受ければよい検査です。
この検査は厚生労働省から出されている倫理指針(「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」平成11年3月29日施行)に基づいて行っています。また検査の実施に当たっては医師の指導および検査会社の倫理規定(「ヒト遺伝子検査受託に関する倫理指針」平成13年4月10日施行)の下で実施しています。