髪は”長い友達”という。いなくなって初めて、その大切さを知るものだ。しかし、体調やライフスタイルを改善させながら治療をすると、理想的な回復をもたらすという。あせらず気長に治療を続けることが大切なのだ。
生え変わった毛は確かめようがない。それが不安のもとになっているのだという。「髪の相談に訪れる方には、『どこが薄毛なの?』と疑うほど髪が豊かな方が、意外と多い。抜け毛が気になって仕方がないと悩んでいても、それは本人の思い過ごしで、積極的な頭髪の治療は必要でないという場合が、相談件数の2割もあるのが現状です」
医療法人社団ウェルエイジング城西クリニック(東京都新宿区)の小林一広院長はそう指摘する。同クリニックは、皮膚科、形成外科、精神神経科を中心に、内科、婦人科を含めた総合頭髪治療を行う。新規も含めて1ヶ月で約1850人もの患者が来院するという。男性の抜け毛現象には、「若年性脱毛」と「壮年性脱毛」の2種類がある。名前の通り、前者は若い世代に起こる脱毛で、後者は加齢とともに40代〜50代から始まる。男性ホルモンや遺伝が影響すると言われているが、それだけではない。不規則な食事、栄養の偏り、喫煙やアルコールの摂取などの問題と、外的ストレスなどとが複雑に絡み合って、髪に表れることが多いという。
男性の薄毛には、一定の進行パターンがあり、前頭部の生え際から後退いく「M型」と、頭頂部から薄くなる「O型」がある。毛質も体質も千差万別ならば、脱毛パターンも人それぞれだ。左の治療結果の写真をご覧いただきたい。この40代の男性の場合、2003年9月21日から治療を開始した。システムエンジニアで生活が不規則、三日三晩徹夜するのは当たり前だった。FDA(米国食品医薬品局)の許可を取った世界初の経口発毛剤「フィナステリド」1ミリグラムと、亜鉛やミネラル、ビタミンなどのサプリメントを1日1回飲むとともに、「ミノキシジル」が配合された外用薬を頭皮に塗る。生活習慣や体質を改善させた結果、1年半で満足のいく毛質を得ることができたのだ。「治療の一番のポイントは、毛穴ごとの毛の本数を増やすことではない。薄くなっている人の頭皮には、髪が体毛、うぶ毛並みに生えているんです。そこから治療を始めて、ご本人が、濃くなったと納得するまで行います。基本的には外用薬や内服薬を組み合わせて服用してもらいますが、服用をやめてしまうと年相応のレベルに戻る場合がある。薬だけに頼るのではなく、やはり生活習慣全体を変えていただくのが治療の基本です」(小林院長)最近、急増しているケースが、女性の薄毛である。産後のストレスを抱える30代、また45歳以降の更年期障害の女性に多く見られるという。それ以外にも、社会進出に伴うストレスや、喫煙やアルコールの大量摂取、不規則な生活が原因でホルモンバランスが崩れると、薄毛につながりやすい。女性の場合は、頭頂部から全体的に薄くなる。治療は男性と変わりはないが、メンタルな部分や、婦人科のケアが必要だという。
「治療の一番のポイントは、毛穴ごとの毛の本数を増やすことではない。薄くなっている人の頭皮には、髪が体毛、うぶ毛並みに生えているんです。そこから治療を始めて、ご本人が、濃くなったと納得するまで行います。基本的には外用薬や内服薬を組み合わせて服用してもらいますが、服用をやめてしまうと年相応のレベルに戻る場合がある。薬だけに頼るのではなく、やはり生活習慣全体を変えていただくのが治療の基本です」(小林院長)最近、急増しているケースが、女性の薄毛である。産後のストレスを抱える30代、また45歳以降の更年期障害の女性に多く見られるという。
それ以外にも、社会進出に伴うストレスや、喫煙やアルコールの大量摂取、不規則な生活が原因でホルモンバランスが崩れると、薄毛につながりやすい。女性の場合は、頭頂部から全体的に薄くなる。治療は男性と変わりはないが、メンタルな部分や、婦人科のケアが必要だという。