安全性の違い?キノリンイエローフリーフィンペシアの効果と副作用は
市販されているAGAの治療薬には、国内産・海外産含めたくさんの種類が存在します。中でも注目を集めているのが「キノリンイエローフリー」です。キノリンイエローとは、AGA治療薬のひとつである「フィンペシア」に使用されている添加物です。その安全性に不安がある方のために開発されたのが、キノリンイエローフリーのフィンペシアです。
この記事では、気になる「キノリンイエローフリーフィンペシア」の安全性や効果・副作用について解説していきます。
まず最初に「フィンペシア」とはどのような薬なのか見ていきましょう。
フィンペシアとは、インドの製薬会社「シプラ社」が販売しているAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。
日本国内で認可されているAGA治療薬「プロペシア」同様、有効成分フィナステリドが含まれています。フィナステリドには、AGAの主な原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」を産生させる還元酵素「5αリダクターゼ」の働きを抑制する効果が期待できます。そのため、フィナステリド薬であるフィンペシアにも、AGAの進行を食い止められる可能性があるというわけです。
フィンペシアはプロペシアの後発薬として位置付けられることが多いですが、正規のジェネリック医薬品ではなく、正確にはコピー品です。
フィンペシアを含むフィナステリド系の治療薬には、以下のような副作用が起こる可能性があります。
・皮膚のかゆみ、じんましん
・性欲減退
・肝機能の低下
また、有効成分フィナステリドが含有されているため、プロペシアと同じく女性や子供の使用は厳禁です。触っただけでも皮膚から成分が吸収されてしまう危険性があるので、取り扱いには注意が必要です。
どのような薬でも、副作用が起こる可能性は少なからずあります。しかし、フィンペシアに関しては、副作用が国の認可を受けているプロペシアよりも強く出る可能性は否定できません。
有効成分自体は同じでも、コピー品という性質上、製造過程や使用される添加物には違いが存在します。さらに、国内の承認薬とは安全基準も異なるからです。
ちなみに、「初期脱毛」は他のフィナステリド薬と同様、フィンペシアも起きにくいといわれています。
もともとフィンペシアに添加されていた「キノリンイエロー」ですが、現在は使用されていないものが増えてきました。それは、キノリンイエローの発がん性や、子どものADHDへの影響が噂されるようになったからです。
果たしてキノリンイエローは本当に危険なのか、その特徴やリスクについて見ていきます。
キノリンイエローは、着色用のタール色素系添加物です。日本国内では化粧品などの着色料として使用が認められており、黄色203号とも呼ばれています。
フィンペシアにおいては、錠剤のコーティング剤として使用されています。
キノリンイエローは現在、安全性が確認できないという理由から、食品への使用が原則禁止されています。食べ物は体内に入るため、こうした慎重な判断は当然です。しかし、これはあくまでも安全性を配慮した結果であり、発がん性が認められているわけではありません。
気になるキノリンイエローの発がん性については、噂の域を出ないと言ってよいでしょう。
ただし、子供の摂取については多動傾向などの症状が出るADHDや知能低下を引き起こす可能性が指摘されているので注意が必要です。
フィンペシアに含まれるわずかな量のキノリンイエローが、大人に直ちに健康被害を引き起こす可能性は低いと考えられます。しかし、どんな成分でもまったく副作用がないとは言えないことを承知しておく必要はあります。
2014年にフィンペシアの販売元であるシプラ社は、キノリンイエローの添加されていないフィンペシアを発売しました。現在、シプラ社のフィンペシアはすべてキノリンイエローフリーです。
発売当初はキノリンイエローフリーは緑箱、旧商品は赤箱という違いがありました。しかし、今販売されているものは、赤がインド国内向け、緑が海外向けという違いで、どちらもキノリンイエローフリーです。
キノリンイエローフリーのフィンペシアとキノリンイエローを使用した旧製品では、効果や副作用について基本的に違いはありません。
1日1錠の服用で、AGAの進行が抑制される可能性があります。
副作用も他のフィナステリド薬同様、皮膚の痒みや性欲減退などが生じることがあります。
海外製品であるキノリンイエローフリーのフィンペシアは、基本的に国内で手に入れることはできません。しかし、旧製品よりも安心感のあるキノリンイエローフリーのものを手に入れたいと思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、キノリンイエローフリーのフィンペシアの入手方法や知っておくべき危険性について解説します。
参考価格として、フィナステリド1㎎を含むフィンペシア150錠が4,180円程度で通販サイトで販売されています。
これは、国内認可されているAGA治療薬の価格の8分の1ほどの値段です。
ちなみに、シプラ社は「エフペシア」という同じくキノリンイエローフリーのAGA治療薬をフィンペシアと同価格帯で販売しています。
フィンペシアは日本で未承認の薬です。そのためドラックストアはもちろん、一般皮膚科や頭髪治療専門クリニックでも手に入れることはできません。そのため、どうしても入手したいという場合は、個人輸入か海外製薬専門通販サイトを利用して購入することになります。
プロペシアや正規のジェネリック薬であるフィナステリド錠と比べ、海外製のフィンペシアやエフペシアは確かに安いです。しかし、安いからといって安易に使用することは、思わぬ健康被害を引き起こす可能性があることを知っておくべきです。
また、万が一重篤な副作用が起こったとしても、個人輸入で使用した薬に対しては国の救済制度が適用されません。さらには、模造品や偽物である可能性もあります。
安いというメリットと引き換えに、多くのリスクを背負う可能性のある個人輸入医薬品を使用することは、おすすめできません。
進行性の頭頂部や前頭部の薄毛症状であるAGAの治療は、専門の治療薬で行うのが最も有効です。しかし、薬を使うと副作用などのさまざまな不安もつきまといます。安心してAGA治療をはじめたいなら、Dクリニックの頭髪専門外来で相談することをおすすめします。320万人の治療実績(※1999年7月~2024年1月のDクリニック、クレアージュの延べ患者数)をもとに、さまざまな原因に対して適切な治療法を提案します。また、ただ治療薬を処方するだけでなく、治療を受ける方自身の体質や生活習慣を考慮した上でのアドバイスも可能です。
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