脱毛症の原因と種類
自己判断は正解?!脱毛症の原因とは
脱毛症とは、毛が抜ける症状のことで、その種類は様々です。脱毛症には、男性特有、女性特有のものもあります。
髪の毛が抜けるのは特に異常なことではありませんが、その量が急に増えたり、抜けた部分が目立つようになったと感じたら、脱毛症(異常脱毛)の可能性がありますので、一度専門病院へ相談されることをおすすめします。
脱毛症には色々な症状とそれに伴う原因がありますので、自己判断ではなく、薄毛治療専門クリニックの医師に診てもらうと安心です。
早い段階で脱毛症の原因が分かれば、それだけ早く治療をスタートすることができ、脱毛症も軽度の症状で済む場合があります。
抜け毛が増え脱毛症となる原因はいろいろ考えられますが、その主な説として「男性ホルモン」「遺伝」「ストレス」「食事・生活習慣」などがあります。
男性ホルモン(テストステロン)はひげや胸毛など体毛の成長を促進するが、頭髪にとっては成長を止める作用があります。毛根の毛母細胞でDHT(ジヒドロテストステロン)に変わり、毛根細胞を萎縮させるため、髪の毛の成長は止まり早く抜け落ちてしまう場合があります。
やはり薄毛には、遺伝的要素が大きく関係する可能性があります。
しかし、手入れ次第で、薄毛を食い止めることができるようになってきました。逆に、親も親戚にも薄毛がいないからと安心して、不摂生をしていると薄毛になる可能性もあるので、注意しましょう。
あらゆる病気に悪影響ともいえるストレス。もちろん薄毛にとっても例外ではありません。
ストレスが自律神経やホルモンのバランスを乱す→血流が悪化→毛根に栄養分を十分運べない→毛髪の成長を妨げる。こういった悪循環になることも少なくありません。
髪の毛の健康を保つには栄養が必要です。
バランスの偏った食事や睡眠不足などの生活が続けば、頭皮の栄養状態が悪くなり、髪は成長しにくくなります。また、たばこのニコチンは血流を悪化させるため、薄毛には大敵です。
上記のように、薄毛・抜け毛など脱毛症の原因はいろいろです。もちろん、その症状もさまざまなものがあります。
ヘアサイクル(毛周期)の成長期が短くなり、硬毛が軟毛化する脱毛症です。成人になった男性で徐々に脱毛が進展する脱毛症を指します。特徴は前頭部と頭頂部の髪が薄くなります。どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。また、額の左右の上部から薄くなり始め、アルファベットのMのように、徐々に頭頂部に向かうパターンもあります。
男性型脱毛症は、主に20歳代後半から40歳頃に症状が目立ってきます。頭部全体ではなく、頭頂部と額の生えぎわから起こり、原因として、「男性ホルモン」が大きく関与しているといわれています。
更に詳細 >>AGAとは
何の前ぶれもなく突然、髪が円形や不整形に抜けてしまう脱毛症の症状です。男性も女性も、赤ちゃんからお年寄りまで誰にでも起こります。
「Malassezia furfur(マラセチア菌)」は誰にでも存在するといわれている真菌です。この真菌が増殖すると皮膚に炎症を起こし、フケやかゆみといった症状を引き起こします。そしてその炎症が悪化してしまうと頭髪の毛穴にまで波及して毛穴が毛根を保持できなくなり、脱毛症を引き起こす恐れがあるともいわれています。
正常な毛を自分で抜いてしまう抜毛症(脱毛症)で、学童期の子供に多い一種のクセで、精神的なストレスが引き金になることが多いようです。頭髪の一部を指でつまんで抜くため、脱毛箇所は不規則な形をしています。
そのほか、甲状腺分泌機能障害や、膠原病、梅毒など、全身性の病気によって脱毛が起こる場合があり、この場合は頭髪が全体的に薄くなります。
脱毛症が発症する年齢や進行のスピードには個人差があり、遺伝のほか、ストレスや偏った食生活、不規則な生活などが続けば、20代、30代前半からでも頭髪が薄くなります。
脱毛症が疑われる場合は、規則正しい生活習慣のチェックと薄毛治療専門クリニックの医師による診断が重要となります。
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脱毛症を完全に改善する方法はまだ見つかっていません。現段階では発毛剤・育毛剤の使用が壮年性脱毛症を予防する方法です。発毛剤・育毛剤は誰にでも効果が認められるものではないので、薄毛治療専門クリニックの医師や病院でカウンセリングなどを受診して、自分に適合した商品を使うようにしましょう。
男性ホルモンを抑えるには、フィナステリドが有名です。壮年性脱毛症が男性ホルモンによるものだと分かっている場合は脱毛予防効果を発揮します(※1)。
近年、さまざまな生活・社会的要因から脱毛症の予備軍といえる“少し髪が気になる”“実は脱毛症かもしれない”という方が多くいらっしゃいます。
脱毛症の予防として最も良いのは「脱毛症かも」と少しでも気になった段階で専門クリニックに相談することですが、その段階ではなかなかクリニックを訪れる方はいらっしゃいません。ですので、そのタイミングで出来る大切な生活習慣のポイントをまとめました。
生死にダイレクトに関わる臓器と違い、髪の毛(頭皮)へ栄養が送られる優先度は低めです。そのため、栄養不足・偏りの影響がとても大きく、脱毛症・薄毛の引き金となります。
◎食事を抜く
◎インスタント食品ばかり食べる
◎お酒好きで飲むと食べない
◎無理なダイエット
などは、とくに頭皮や毛髪にとって悪影響。自分に不足しがちな栄養素を把握し、意識的に摂取するようにしましょう。本来であれば食品でとることをお勧めしていますが、難しいようであればサプリメントを上手に活用してみると良いでしょう。
栄養は血液で運ばれるため、血流が悪くなると頭皮が栄養不足となり脱毛症・薄毛の原因になります。毛細血管を収縮し血流を悪くするタバコは、髪だけではなく、体にも影響してくるので吸わないのが賢明です。
髪の毛の成長は、寝ている間に分泌される成長ホルモンにも関係しています。睡眠時間が不足したり、睡眠時間は足りていても就寝時間が遅かったりすると、成長ホルモンの分泌が低下し、脱毛症・薄毛の原因になりやすいのです。
また、睡眠時間だけでなく〈睡眠の質〉もホルモンに影響します。“たくさん寝たけど疲れがとれていない”場合は、良質な睡眠ではないので注意が必要です。
毛髪や頭皮はとてもデリケートで「ストレスの影響を受けやすい」部位とされます。ストレスが溜まると、自律神経のバランスを乱す→血流が悪化→頭皮に栄養を運べない…の流れで脱毛症・薄毛の原因になります。
ウォーキングなどの有酸素運動は、ストレス発散のほか血流を良くする効果もあります。適度な運動は現代人の脱毛症対策にとても有効です。
脱毛症には一般的に知られている円形脱毛症をはじめ様々な種類があり男性・女性でも症状や治療法が違います。
しかし、男性・女性問わず規則正しい生活習慣は全ての脱毛症・脱毛症予備軍の改善につながる大切なベースです。「抜け毛が増えた」「髪の毛が薄くなってきた」と感じる方は、ぜひ意識してみてください。
それでも抜け毛が続く場合は、早めに専門クリニックに相談しましょう。本格的な脱毛症に悩む前段階での早期治療が、最もスムーズな改善につながります。
脱毛症を安易に考えていると、髪を作る土壌(頭皮)を傷め、髪の正常な成長を妨げます。
ヘアメディカルで紹介している専門クリニックでは、頭皮環境を整える目的で医師が開発したシャンプーも紹介しています。
頭皮のかゆみ・フケなど気になる症状がある方は自己判断でなく、薄毛治療専門クリニックの医師に相談してみましょう。
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