ストレスと抜け毛の関係とは〜原因・特徴・対策について〜

ストレスと抜け毛の関係とは

〜原因・特徴・対策について〜

男性

「最近抜け毛が増えた気がする」
こんな風にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実はその抜け毛は、ストレスが原因かもしれません。
ここでは、抜け毛とストレスの関係についてご紹介します。

抜け毛の原因とは

抜け毛とひとことで言っても、原因は様々です。まずは、抜け毛の原因について見ていきましょう。

加齢

抜け毛の原因のひとつに加齢が挙げられます。年齢とともに男性ホルモンの分泌量が減り、結果として悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」が発生します。これが抜け毛の原因のひとつと考えられています。

遺伝

遺伝も抜け毛の原因のひとつです。AGA(男性型脱毛症)の発症リスクは、遺伝によって引き継がれることが多いため、祖父や父親が薄毛の場合は、将来薄毛になる確率が高いと言えます。また、遺伝によって引き起こされることの多いAGAは、10代や20代などの若い年代でも発症することがあります。

食事

日本における薄毛人口の増加は、食生活の欧米化が関係していると考えられています。例えば、ハンバーガーやフライドポテトなど、高脂肪の食事は血行を悪くするため、髪の毛に栄養が届きにくくなります。また、BMI(肥満度を表す体格指数)と脱毛症の相関性も報告されており、抜け毛の予防には低脂肪でバランスの良い食事が大切だと言えます。

睡眠

睡眠不足になると、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンが十分に分泌されなくなります。また、良質な男性ホルモンの分泌にも、十分な睡眠時間は必要不可欠です。慢性的に睡眠不足の方は、薄毛になる可能性が高まるだけでなく、皮膚や臓器の生まれ変わりにも大きな影響を与えるため、積極的に睡眠時間を確保するようにしましょう。

紫外線

紫外線は、抜け毛とは関係ないと考えられることが多いですが、紫外線は頭皮環境の悪化などを招くため、結果として抜け毛につながります。頭皮は体の中で最も太陽に近いため、顔や体以上にしっかりと日焼け対策をする必要があります。

ストレス

ストレスがたまることによって、体内に活性酸素が発生します。活性酸素はお肌をはじめ、様々な部位の老化現象を加速させますが、毛根にも影響を与えます。また、ストレスは薄毛の原因のひとつである、悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」を増加させるとも言われており、抜け毛や薄毛につながると考えられています。

ストレスが原因の抜け毛の特徴

抜け毛には様々な原因がありますが、ストレスが原因の抜け毛には特徴が2つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

毛根部分にふくらみがない

毛根部分に膨らみがないイラスト

自然に発生する抜け毛の場合は、毛根部分が膨らんでいます。毛根部分の膨らみは、十分に髪の毛が成長した証拠です。それに対し、ストレスが原因の抜け毛は、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちるため、毛根が成長しておらず、比較的細い状態で抜けます。すなわち、毛根が小さく成長途中の状態で髪の毛が抜ける場合は、ストレスが原因の可能性が高いと言えます。

毛根部分が黒い

抜け毛の毛根部分が黒いイラスト

毛根部分が黒い髪の毛が抜ける場合、ストレスが原因のことがあります。自然な抜け毛の場合は、毛根の色が抜けて白くなっています。そのため、黒い毛根の髪の毛が抜けるということは、成長途中の髪の毛が抜けているということになります。抜け落ちた毛の毛根が黒い場合には、ストレスが原因のこともあるので、注意して確認してください。

ストレスが原因で起こる脱毛症とは

男性

ストレスが原因で起こりうる脱毛症には、下記の4種類があります。それぞれ詳しくご説明します。

円形脱毛症

円形脱毛症

精神的もしくは肉体的ストレスが原因で発症すると考えられているのが、円形脱毛症です。10円程度の円形の脱毛が突然現れます。円形脱毛症は、ストレスで髪の毛が抜ける病気「自己免疫疾患」が原因とも考えられています。円形脱毛症は大人だけでなく、中学生や高校生など若い年代の患者が多いのも特徴です。

休止期脱毛症

休止期脱毛症は、ヘアサイクルの乱れが原因で生じます。一般的に髪の毛の成長期は2〜6年程度ですが、休止期脱毛症は、成長期の髪の毛が早い段階で休止期・退行期に移行します。結果として抜け毛が増え、全体的な髪の毛のボリュームが減ります。

抜毛症

抜毛症は、精神的なストレスが引き金になることが多い脱毛症です。自身の毛を抜いてしまう症状で、髪の毛だけでなく全身の毛が対象となります。無意識に毛を抜いてしまい、抜くことがやめられないのが特徴です。衝動制障害(ICD)に分類されます。

産後抜け毛・分娩後脱毛

女性特有の抜け毛に、産後抜け毛や分娩後脱毛がありますが、ホルモンバランスの乱れによる一時的なもののため、時間とともに回復していきます。しかし、ストレスによって長期化する可能性があるため、注意が必要です。

日常生活でできる抜け毛対策

日常生活でもできる抜け毛対策についてご紹介します。抜け毛にお悩みの方は、できることから始めてみてください。

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事

ストレスは精神的な問題だと考えられることが多いですが、体内環境が整っていないと、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。そのため、精神面・肉体面ともに健全性を保つことが重要です。バランスの良い食事を1日3回とることで、ストレスが溜まりにくい健康的な身体を手に入れることができます。

十分な睡眠

十分な睡眠

ストレスの軽減には、十分な睡眠をとることも重要です。たっぷり睡眠をとることで、髪の毛の成長に欠かせないホルモンが分泌され、自律神経が整えられます。寝る前にスマートフォンなどの強い光を見ないようにすることで、スムーズに眠りにつくことができ、質の良い睡眠をとることができます。

適度な運動

適度な運動

適度に運動することで、新陳代謝を高め、老廃物が排出されやすい身体を作ることができます。また、血流が良くなることで、髪の毛にしっかり栄養が届くようになります。激しい運動をするのではなく、ウォーキングやジョギングなどの軽めの運動でよいので、継続して行うようにしましょう。

ストレス解消

ストレス解消

精神的なストレスを解消するのも、抜け毛を防ぐためには有効です。旅行や買い物など、好きなことをしてリラックスする時間を設けましょう。仕事や人間関係などのストレスから離れ、のんびりとした時間を作ることは、髪の毛の健康にも重要な役割を果たします。

抜け毛が気になる場合は早めにクリニックで受診しましょう

抜け毛の原因のひとつにストレスが挙げられますが、他にも様々な原因が複雑に絡み合って、抜け毛が生じている可能性が高いです。抜け毛が増えてきたと感じる方は、ストレス以外の原因が隠れているかもしれませんので、早めにクリニックを受診しましょう。抜け毛の原因を自己判断するのではなく、専門の医師による診断を受けて、原因に合わせた治療を受けてください。特に、AGAなどの進行性の脱毛症は、早期発見・早期治療することで、治る可能性が高い脱毛症です。抜け毛や薄毛が気になったら、できるだけ早く薄毛治療の専門クリニックに相談するようにしましょう。

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