抜け毛予防に良い食べ物ってある?
注意すべき食材や、脱毛の原因別に効く食べ物を解説!
「抜け毛が気になる…」という方、日々の食事が影響しているかもしれません。健康な髪の成長には、必要な栄養素や食べ物を摂取することが重要です。今回は、抜け毛対策におすすめの食べ物や栄養素について、抜け毛の原因別でご紹介します。また、控えるべき食べ物についても解説していくので参考にしてみてくださいね。
ビタミンは、頭皮や髪の毛にとって良い成分が含まれています。ビタミンB2とB6は、髪の成長に欠かせないアミノ酸を作りだすのに必要な栄養素です。また、神経や筋肉の疲れをほぐす効果があります。ビタミンEはフケ防止に役立ち、頭皮環境を良くしてくれます。
抜け毛予防におすすめの食べ物 | |
ビタミンB2 | レバー・卵・チーズ・緑黄色野菜・うなぎ・牛乳 |
ビタミンB6 | 魚・レバー・じゃがいも・牛乳・バナナ・キャベツ |
ビタミンE | 魚・豆類・植物油・小麦胚芽・緑黄色野菜 |
また、ビタミンB群は様々な種類がありますが、どれも髪の毛をつくる上で欠かせない役割を果たしています。ビタミンB3・B9・B12は頭皮の清潔を保ち、B5は髪の毛をつくるための細胞の働きを活性化します。ビタミンB群の中でもB7は髪の毛の成長にとって重要な血流を促進したり、頭皮・髪の健康の維持に役立ったりします。
ビタミンB3 | まいたけ・まぐろ・かつお・たらこ |
ビタミンB9 | 緑黄色野菜・豆類・レバー |
ビタミンB12 | レバー・貝・イワシ・鶏肉・卵 |
ビタミンB5 | レバー・しいたけ・納豆 |
ビタミンB7 | レバー・卵黄・豆類・鶏肉 |
脱毛症別にみる重要な栄養素 | ||
円形脱毛症 | ビタミンD | 魚・きのこ類・卵 |
鉄分 | カツオ・赤貝・大豆 | |
男性型脱毛症 | ビタミンD | 魚・きのこ類・卵 |
亜鉛 | 牡蠣・豚レバー・牛レバー | |
鉄分 | カツオ・赤貝・大豆 | |
休止期脱毛 | 鉄分 | カツオ・赤貝・大豆 |
脱毛症は、栄養が足りないことが原因で起こることもあります。上記の疾患の原因は他の病気等で起こる可能性もありますが、栄養素の不足が引き金になることも考えられています。ビタミンDや鉄分、亜鉛の不足により、上記のような脱毛症を発症する可能性があるので注意しましょう。
鳥レバー
豚レバー
ヤツメウナギ
牡蠣
など
ビタミンや鉄分、亜鉛は髪の生成や頭皮環境を保つためには欠かせない栄養素です。
しかし、髪の毛の成長や健康的な身体を維持するために過剰摂取に注意すべき食べ物もあります。適量であれば髪の毛にとって良いとされるビタミンAも、過剰に摂取すると脱毛を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
ビタミンAは不足すると頭皮の乾燥を起こしやすくなります。しかし、慢性的な過剰摂取になると、頭皮の栄養障害を引き起こし、脱毛の原因となる危険性もあるのです。
また、タンパク質は髪の毛の主成分ですが、合成には亜鉛が欠かせません。
しかし鉄分を多く摂りすぎると、この亜鉛の吸収量が低下することも分かっています。鉄分は全身に酸素を運ぶために重要な役割を果たし、髪の毛に栄養を運ぶ働きも担っていることから欠かすことができませんが、過剰摂取には注意しましょう。
さらに、亜鉛を過剰摂取すると鉄分の機能が変化するため同様に気を付ける必要があります。
女性の身体は月経時の出血などで鉄分不足に陥りやすく、貧血と診断されなくても油断はできないと言われています。鉄欠乏症は全身のだるさや抜け毛を引き起こす要因にもつながります。
カルシウムも女性に不足しがちな栄養素です。特にダイエットにより栄養不足になると、摂取するカルシウム量が少なくなるだけでなく、空腹のストレスから尿のなかにカルシウムが出てしまうこともあります。
バランスの良い食事がそのまま抜け毛予防につながるため、意識して摂っていきましょう。
意識して摂りたい食材と栄養 | |
カルシウム | 小松菜・わかさぎ・焼き豆腐 |
鉄分 | カツオ・赤貝・大豆 |
美容に気を配るのは素敵なことですが、栄養不足には十分気を付けましょう。ダイエットをする、もしくは痩せ型の体型を目指す場合は、特に上記の栄養素が不足する傾向にあります。髪の毛を良い状態に保つために、これらの食材を意識的にとることをおすすめします。
ダイエットで不足しがちな栄養素 | |
カロテン | 緑黄色野菜・柑橘類・スイカ |
亜鉛 | 牡蠣・豚レバー・牛レバー |
乳製品 | ヨーグルト・チーズ・バター |
産後は、妊娠中に増え続けた女性ホルモンが徐々に通常の状態に戻っていくことにより、一時的に抜け毛が増えます。これは珍しいことではなく、ごく自然な現象です。そのため、時間が経てば抜け毛の量も戻る場合がほとんどですが、栄養不足の場合は長く回復しないことも考えられます。産後には、特に不足しがちな栄養である「鉄・カルシウム・葉酸」をとるようにすることで、抜け毛を最小限に抑えましょう。
産後・授乳期に摂取したい食べ物 | |
鉄分 | かつお・サバ・マグロ・あさり・豚、鳥レバー、 木綿豆腐・納豆・小松菜・ほうれん草 |
カルシウム | ししゃも、いわし水煮缶、しらす干し、 乾燥ひじき、切り干し大根、牛乳、ヨーグルト、 チーズ、木綿豆腐、納豆、小松菜、カブの葉 |
葉酸 | 豚レバー、鶏レバー、ブロッコリー、納豆、 ほうれん草、きゃべつ、枝まめ、いちご |
今回は、髪の毛の成長や頭皮環境を整えるために役立つ食材についてご紹介しました。しかし特定の食べ物を摂取したからといって、抜け毛が改善するとは言い切れません。しかし、必要な栄養素を知り、意識して摂取することで抜け毛の軽減に繋がっていくでしょう。
また、1番重要なのはバランスのとれた食材を日々意識的に摂ることです。前述したように、いくら髪の毛に良い栄養素が豊富に含まれているからといって、食べ過ぎはよくありません。過剰摂取によりかえって抜け毛につながることもあります。今回ご紹介した食べ物を参考にし、抜け毛に悩まない健康的な生活を手に入れましょう。
食生活の改善を行っても抜け毛が改善されない場合は、別の原因も考えられるため、頭髪治療専門クリニックに相談することをおすすめします。抜け毛や脱毛症の原因は、精神的なものから遺伝まで多岐に渡り、1人1人異なっているのです。
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