頭皮の痛みの原因と対策について

頭皮の痛みの原因と対策について

男性

「頭皮が痛いけれど、原因がわからない」
このようにお悩みの方が多いのではないでしょうか。
実は頭皮の痛みには、病気が原因の場合や、日常生活が原因の場合があります。
ここでは、頭皮に痛みが生じる原因と、頭皮の痛みを防ぐ対策についてご紹介します。

頭皮に痛みが生じる原因【病気】

頭皮に痛みが生じる原因には、病気が隠れている場合があります。頭皮の痛みを引き起こす主な病気についてご説明します。

脂漏性皮膚炎

頭皮を触ると痛い・押すと痛い場合には、脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。脂漏性皮膚炎は、頭皮の皮脂が増加することで生じる皮膚の炎症です。皮脂の増加に伴い、マラセチア菌が増殖することで引き起こされます。痛み・赤み・かゆみ・フケなどの症状が現れ、放置していると抜け毛が生じる恐れもあります。自然治癒することがないため、早めにクリニックを受診し医師の診察を受け治療薬を処方してもらいましょう。

接触皮膚炎

接触性皮膚炎とは、かぶれのことです。刺激を与える物質が触れることで、湿疹や炎症が起こり、痛みや赤みなどが引き起こされます。湿疹には、水疱・カサブタ・膿胞などの様々な種類があり、治療方法が異なるので、早めにクリニックを受診しましょう。また、接触性皮膚炎は、原因となる刺激物を遠ざけなければ、何度も繰り返し発症する可能性があるため、原因を特定して改善する必要があります。

毛嚢炎(毛包炎)

毛嚢炎は、毛根を包んでいる毛包に炎症が起こる病気です。赤みや痛みを伴う、ニキビのようなできものです。膿がたまることで頭皮の一部が盛り上がるので、セルフチェックしやすいのが特徴です。患部を清潔にし、抗菌剤を用いて治療する必要があります。

帯状疱疹

帯状疱疹は、ウイルスが原因で起こる病気です。初めて感染した際には、水ぼうそうが生じ、その後ウイルスが神経節に潜伏するため、免疫力が低下したときなどに再発します。抗ウイルス薬による治療で、痛みや合併症、後遺症のリスクを防ぐことができるため、早めにクリニックを受診しましょう。

日常生活のなかで起きる頭皮の痛み

女性

次に、日常生活における、頭皮に痛みが生じる原因についてご説明します。

頭皮環境の悪化

頭皮環境が悪化することで、頭皮に痛みが生じる場合があります。例えば、気温の寒暖差は肌に悪影響を及ぼすと言われており、結果的に頭皮に炎症を起こしてしまうリスクがあります。また、アレルギー物質が頭皮に触れることによって、頭皮環境が悪化し、痛みに繋がることもあります。

ターンオーバーの乱れ

お肌の代謝の仕組みをターンオーバーと言い、刺激に強く健康的な頭皮を保つ働きがあります。ストレスなどが原因で血流が悪くなり、自律神経が乱れて血管が収縮することで、ターンオーバーが乱れ頭皮環境が悪くなります。ターンオーバーが乱れた結果、頭皮のバリア機能が低下し、少しの刺激で炎症が起こり、痛みを感じるようになります。

頭皮の乾燥

頭皮が乾燥することで、頭皮の水分を奪い、炎症を起こして、痛みを招く場合があります。頭皮の乾燥は、紫外線によるダメージや、ドライヤーの熱によって引き起こされます。そのため、真夏には日傘や帽子、日焼け止めスプレーを使用するなどして、紫外線を防ぎましょう。また、ドライヤーの熱風によって頭皮が乾燥するため、ドライヤーは最低でも頭皮から30cm以上はなし、タオルドライをしてドライヤーを当てる時間を短くするなどしましょう。

頭皮への刺激

様々な要因による頭皮への刺激が、痛みを引き起こす場合があります。例えば、洗浄力が強いシャンプーや、ブリーチなどのヘアカラーは、髪や頭皮に大きなダメージを与えるため、かぶれなどの原因になり、頭皮の痛みに繋がる可能性があります。特にお肌が弱い方は、シャンプーの洗浄成分やカラー剤の成分などに注意するようにしましょう。

頭皮の痛みは抜け毛・薄毛につながる可能性がある

男性

頭皮の痛みには様々な原因があり、抜け毛につながる可能性もあります。特に、頭皮の乾燥・湿潤・血行不良などは、抜け毛につながりやすい頭皮環境と言えるため、注意が必要です。

頭皮の乾燥

頭皮が乾燥することによって、細菌やウイルスが侵入しやすくなり、腫れやかゆみを伴います。これらの症状は、ヘアサイクルに影響を与え、抜け毛の原因となります。

頭皮の湿潤

頭皮が湿潤することで、ニキビやできものが生じる原因となり、かきむしることで毛根から髪の毛が抜けてしまう可能性があります。

頭皮の血行不良

ストレスなどで頭皮の血流が悪くなると、髪の毛に栄養が届きにくくなり、発毛に影響を与えます。

森林

頭皮の痛みを防ぐ対策

最後に、頭皮の痛みを防ぐ方法についてご紹介します。

頭皮に合うシャンプーを使う

シャンプーは毎日使用するため、頭皮環境に大きな影響を与えます。特に市販のシャンプーは、洗浄力が強いものが多く、頭皮の乾燥を招きやすいので注意が必要です。市販のシャンプーを購入する場合は、アミノ酸系の洗浄成分が使われたものを選ぶようにしましょう。また、美容師さんに相談し、髪の毛や頭皮にあったシャンプーを選んでもらうのもおすすめです。

洗髪・ドライヤー方法の見直し

洗髪やドライヤー方法を見直すことも、頭皮環境の改善につながり、頭皮の痛みを防ぐ効果が期待できます。洗髪は基本的に1日1回で十分です。洗いすぎは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮トラブルの原因となります。また、ドライヤーは頭皮から30cm以上はなし、頭皮用保湿ローションを塗るなどして、ドライヤーの熱から頭皮を守ると良いでしょう。髪の毛がおおよそ乾いたところで冷風に切り替えると、頭皮や髪の毛の負担が減るのでおすすめです。

頭皮に負担をかけないよう注意する

できるだけ頭皮に負担をかけないように注意することも、頭皮の痛みを防ぐことにつながります。特に、カラー剤やパーマ剤は、頭皮に大きなダメージを与えます。自分でカラーやパーマをせずに、美容室でお願いするほうが良いでしょう。また、カラーやパーマの頻度が多いと、より頭皮にダメージを与えてしまうので、間隔をあけて行なってください。

ストレス解消・生活習慣改善

ストレスがたまったり生活習慣が乱れたりすることで、頭皮の血行不良を引き起こし、発毛や育毛に影響を与えます。結果として、頭皮の痛みにつながり、抜け毛や薄毛の原因にもなってしまいます。適度な運動・食生活の見直し・睡眠時間の改善など、自分にあった方法でストレスを解消しましょう。これらの生活習慣の見直しは、健康を維持する上でも重要なポイントになります。

頭皮の紫外線対策・日焼けの際のケア

頭皮の紫外線対策や日焼け後のケアは、頭皮環境を整えるために重要です。帽子の着用や日傘を使用するなどして、頭皮を紫外線から守りましょう。また、頭皮が日焼けしてしまった場合には、ぬるま湯で洗髪したり、化粧水や軟膏を塗ったりして、できるだけ刺激を避けるようにしてください。

頭皮の痛みは対策できるものも!改善されなければ頭髪専門クリニックや病院へ相談を

頭皮の痛みは病気や日常生活の行動が原因で起きる可能性があります。まずは普段の頭皮ケアを見直し、今回ご紹介した方法で対策してみてはいかがでしょうか。 頭皮の痛みはセルフケアで改善できるものもありますが、症状が改善しない場合は病院や頭髪専門クリニックへ相談が必要です。 頭皮の痛みが抜け毛につながるケースも珍しくありません。 「頭皮の痛みが抜け毛につながらないか不安」という方も、一度気軽に頭髪治療専門クリニックに相談してみましょう。 Dクリニックでは無料相談も行っています。ぜひ早めにご相談ください。

プロフィール

まずは自分の状態を知りたい方

1問でも当てはまると危険かも?まずは自己診断しましょう。

錠剤

薄毛・AGAにお悩みで治療検討中の方

発毛専門の医療機関「Dクリニック」で、
医師と一緒に、薄毛の改善を目指しましょう。

疑問を持つ男性

治療はまだ早い…でも薄毛が気になってきた方

薄毛においては、同じ悩みや疑問を持つ方も多いので、まずは参考にご覧ください。

  1. ヘアメディカル AGA・薄毛治療
  2. 薄毛とは
  3. 頭皮と抜け毛の関係性