抜け毛の原因と治療法

抜け毛は病気のサイン?

前兆となる髪の毛の特徴・原因と適切な治療法

抜け毛は病気のサイン?

抜け毛は、病気のサインになっている可能性があります。ここでは、病気の前兆となる髪の毛の特徴や、治療法についてお伝えします。当てはまる内容がないか、確認しましょう。

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抜け毛は病気のサイン?前兆となる髪の毛の特徴・原因と適切な治療法

診察しているドクター

抜け毛は体内の異常が現れている、サインである場合があります。

抜け毛には様々な原因があり、生活習慣の改善や効果的なシャンプーの導入などで解決できるものもあります。

ここでは、その抜け毛を誘発している症状の特徴と原因をみていきます。
病気のサインで起こり得る症状と、自分を照らし合わせてみてください。

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抜け毛は病気のサインの可能性も

髪の毛がヘアブラシに絡みついている写真

髪の毛の異常には、様々な体内異常がサインとして現れている場合があります。
具体的な病気であったり、男性ホルモンや女性ホルモンの異常など原因は多岐にわたります。

例えば、年を重ねることで発症しやすい、びまん性脱毛症や女性型脱毛症と呼ばれる異常脱毛は、 女性ホルモンの分泌の減少が大きく関わっています。
正常な脱毛「自然脱毛」と「異常脱毛」の違いは、部分的な脱毛や脱毛の多さによって、判断することが可能です。
また、ポニーテールなど、髪の毛をキツく引っ張るような髪型を長期間続ける事により、 牽引性脱毛症を発症してしまう場合があります。
これは、単に髪を引っ張ったことが原因とされるため、病気での抜け毛と心配する必要はありません。

急に髪の毛が抜けてしまう症状が現れれば、誰しも不安になるのは当たり前です。
まずは、その原因を探り適切なケアを行いましょう。

髪も健康も内臓が関係している

ドクターの写真

内臓器官に起きた何らかの異常は、体に様々な症状としてサインを現します。

人の体は、体調不良などによる身体異常を修復する際、生命維持のため優先順位が高い部位からエネルギー配分が行われます。
そのため、髪や肌など、生命維持に直接関わりのない部位への栄養補給は後回しになる傾向があります。

■内蔵器官の異常で現れやすい症状
肌荒れ/発熱/だるさ/疲れ/立ちくらみ/抜け毛 など

女性ホルモンとの関係性

髪の毛の成長を担っているのは、女性ホルモンに含まれるエストロゲンであり、薄毛改善には欠かせない存在です。
年齢と共にエストロゲンは減少し、髪の成長期が短くなったり、休止期が長くなることがあります。

エストロゲンの減少は、加齢による薄毛の1番の原因ともされています。
また、更年期、産後、病後、ストレスなどでもホルモンバランスの乱れが起こり、薄毛を引き起こす要因となります。

女性ホルモンは、卵巣にある細胞から分泌され、脳の視床下部から命令を受けた脳下垂体が分泌量の調整を行います。
過剰なストレスや加齢、過度なダイエットによる栄養不足は卵巣の機能低下を促進してしまいます。

男性ホルモンとの関係性

髪の毛を気にしている男性の写真

厚生統計協会「日本の将来推計人口」によると、全国の男性のうち、薄毛を意識している男性は1,260万人、薄毛を気にしている男性は800万人にのぼります。
男性の主な薄毛症状は、AGA(男性型脱毛症)。
頭頂部やおでこ付近の髪が薄くなり、どんどん後退していく症状です。

AGAの進行過程には、主に3種類あります。

  • 額の生え際から後退していくタイプ
  • 頭頂部から薄くなるタイプ
  • 上記2つの混合タイプ

これらを治療をせず放置した場合、最終段階には側頭部だけを残して、頭髪がなくなっていきます。

AGA発症の主な原因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の増加です。
ジヒドロテストステロンは、体内に存在する5αリダクターゼ(還元酵素)の作用によって、テストロステロンという男性ホルモンから作られます。
このジヒドロテストステロンの作用により、毛髪が十分に育たないまま細く短いうちに抜けてしまうという症状が発生します(軟毛化)。

その結果、徐々に地肌が見えるようになります。
5αリダクターゼの働きには個人差があり、遺伝もまた関連しています。
AGAを治療するためには、ジヒドロテストステロンを合成する5αリダクターゼの働きを弱めることが有効です。

体の不調が原因の抜け毛はどこで相談できる?

体の不調といっても、貧血などの体内異常が現れている場合と、単純な頭皮異常が原因の場合とで受診する必要がある専門科は変わります。

受診する必要のある症状と、専門科を照らし合わせて、適切な病院を選択しましょう。

貧血症状があるかないかで内科・皮膚科を選択

基本的な判断基準として、貧血などが見られず抜け毛のみの場合、頭皮トラブルが抜け毛の要因である可能性が高いため、皮膚科の受診が適切と考えられます。

貧血などの症状が見られる場合は、体内に何らかの異常が発生している可能性が高くなりますので、内科を選択しましょう。

体の不調による相談先まとめ

ドクターの写真

以下に症状別の受診先をまとめました。
自分自身で症状が突き止められる場合には、下記の専門科を受診してみて下さい。

産婦人科・婦人科
⇒妊娠・出産後などが原因の女性ホルモンの乱れ、生理不順を伴う抜け毛
皮膚科
⇒頭皮のかゆみ・ふけ・湿疹・炎症・吹き出物などの頭皮異常
内科
⇒抜け毛や薄毛以外の体調不良がある、内臓疾患や甲状腺の機能障害の可能性
心療内科
⇒強いストレスやショックがある場合

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抜け毛が体の不調と関係ない場合は?

ストレッチをしている女性の写真

体調が悪いわけではないけれど、抜け毛が増えて困っている場合は、育毛シャンプーや育毛剤、生活習慣の改善などを心がけてみましょう。

育毛シャンプーや育毛剤は、頭皮環境を整え健やかな髪作りに役立ちます。
頭皮のトラブルだけが原因であれば、ヘッドスパを利用することで改善を得られる場合もあります。

また、基本的に髪は食事から摂った栄養素で育っています。
そのため、髪に良いとされる亜鉛やビタミン類を積極的に摂るような食生活も、抜け毛予防には効果が見込めます。

さらに、頭皮マッサージや適度な運動で、血行促進するのも効果的です。

まずは頭髪専門の病院へご相談を

これといった抜け毛の理由がわからない場合には、どの科にかかれば良いのかという判断も難しいと思います。
まずは頭髪専門の病院で医師に相談してみることをおすすめします。
相談内容によって、そのままそこで治療が出来ることもあれば、他院を薦められることもあるかと思います。
抜け毛で悩んでいる症状や生活習慣の詳細を出来るだけ詳しく医師に伝えて、悩みを解消しましょう。

一般病院は髪の発毛治療に特化していない点に注意

看護師の写真

抜け毛が気になる際に、まず訪れたい皮膚科。しかし、皮膚科では脱毛を抑制しても、発毛に特化した治療は行っていない場合もあります。

一般的に皮膚科で行う薄毛治療は、プロペシア処方などのDHT(ジヒドロテストテロン)の発生を防止する治療薬の処方が基本です。
髪を生やす発毛や、育てる育毛とは違い、抜け毛を減らすことを目的としているためです。

皮膚科における抜け毛治療は、症状の軽減と現状維持を中心に行います。

皮膚や素肌に生じた炎症や肌荒れ、かゆみやふけなどの頭皮トラブルに対応するのが、皮膚科の一般治療の範囲です。

発毛や育毛といった頭髪の専門治療は、髪の毛の専門のクリニックで行うことができます。
抜け毛の根本原因を突き止めるための丁寧なカウンセリングや診察、検査を緻密に行い、一人ひとりに適した治療を試みます。
皮膚科と比較しても、育毛治療の症例と経過、事例が豊富で、処方される薬も抜け毛の症状を食い止めるものから、頭皮に直接働きかけ発毛を促すものまで様々です。

皮膚科での治療費用は、抜け毛を減らす薄毛治療を行い、内服薬を処方され一回につき9.9千円~1万6.5千円が相場といわれています。
対して、専門のクリニックでの治療は、現状維持や発毛治療など治療内容によって金額が変わります。

もし、増毛や植毛を目的とするHARG治療や自毛植毛などを利用した場合には、高額費用が発生する場合もあります。

まとめ

抜け毛は、体内の異常が現れている、サインである可能性があります。女性ホルモンや男性ホルモンも関係してくる場合があります。症状に応じて、内科や皮膚科、心療内科などを受診してみて下さい。

なお、このサイトでは様々なお悩みに合わせてコンテンツをご用意しています。下記を参考に、症状の悪化を予防しましょう。

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